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激闘を制した新潟がGL突破に望みつなぐ…FC東京は一時逆転も1試合残して敗退決定

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[5.9 ルヴァン杯GL第5節 新潟 3-2 FC東京 デンカS]

 ルヴァン杯は9日、グループリーグ第5節を行った。デンカビッグスワンスタジアムではA組のアルビレックス新潟FC東京が対戦し、3-2で新潟が勝利。FC東京の敗退が決まった。なお、最終節は16日に行われ、新潟は横浜FM、FC東京は仙台と対戦する。

 前節・仙台に勝利し、望みをつないだ新潟。6日のJ2第13節・大分戦(1-2)から11人全員を入れ替え、2連勝を目指す。新潟と勝ち点4で並ぶFC東京は、5日のJ1第13節・川崎F戦(2-0)からMF田邉草民を除く10人を変更。MF久保建英やMF品田愛斗らがスターティングメンバーに名を連ねた。

 立ち上がりから新潟が攻勢に出ると、前半10分に決定機。右CKからMF高木善朗がゴール前に蹴り込むと、ニアで味方が合わせることができなかったが、中央に流れたボールをDF広瀬健太が頭で合わせる。しかし、惜しくもクロスバーを叩き、チャンスを逃した。

 FC東京は前半18分、PA右手前で久保が倒されてFKを獲得する。これを久保自ら左足で狙うが、GK大谷幸輝にキャッチされてしまう。その後は一進一退の攻防が続いたが、34分に試合が動く。新潟は右CKから高木が入れると、DF渡邊泰基がヘディングシュート。MF端山豪がコースを変え、FW梶山陽平に止められたが、右ポストの跳ね返りをFW矢野貴章が押し込み、先制に成功した。

 1点ビハインドのFC東京は、後半開始から2枚替え。久保と梶山に代えて、MFリッピ・ヴェローゾとFW平岡翼を投入。平岡はFC東京U-23の一員としてJ3リーグでの出場経験はあるが、トップチームおよびルヴァン杯の出場は初となる。この交代により、FC東京にリズムが生まれるが、なかなかシュートまで持ち込めない。すると、21分にDF岡崎慎に代えてFW矢島輝一を入れ、局面打開を図った。

 新潟は後半23分、FWブルーノ・メネゲウをFW田中達也に代える。直後にFC東京は、ペナルティーアーク左手前で獲得したFKから品田が右足で蹴り込む。壁を越えて左へカーブしたシュートが決まるかと思われたが、ポストの角に当たって同点とはならず。追加点が欲しい新潟は25分、右サイドからDF川口尚紀がマイナス気味のクロスを供給。中央へ走り込んだ高木が右足シュートを放つが、GK大久保の好セーブに阻まれた。

 新潟の守りを前に苦戦を強いれたFC東京だが、後半30分に同点に追いつく。ヴェローゾが後方に落としたボールをPA右手前から品田が右足を一閃。GK大谷の手を弾いてクロスバーに当たり、詰めていた矢島が頭で押し込み、試合を振り出しに戻す。さらに36分、ペナルティーアーク内でパスを受けた平岡がPA内へ浮き球パス。これをFW富樫敬真が右足で流し込み、一気に試合をひっくり返した。

 新潟はこのままでは敗退が決まってしまうが、諦めない姿勢をみせる。後半39分、高木の右CKからDF大武峻が打点の高いヘディングシュートを突き刺し、2-2。44分には端山に代え、期待の若手・MF本間至恩を投入すると、直後に決勝点が生まれる。アディショナルタイム1分、川口がドリブルで運んで本間に預けてゴール前に上がり、田中のヒールパスから右足シュート。鮮やかな連携からゴールネットを揺らし、新潟が激闘の一戦を制した。

 この結果、勝ち点を7に伸ばした新潟が横浜FM、仙台と勝ち点1差の3位とし、グループリーグ突破に望みをつないだ。一方、残り1試合で横浜FM、仙台と勝ち点4差となったFC東京は今大会の敗退が決まった。

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