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マルティノス移籍後初弾に李が今季初得点!! 浦和、完封勝利で首位キープ…敗れた名古屋はGL敗退決定

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完封勝利の浦和レッズが首位をキープした

[5.9 ルヴァン杯GL第5節 浦和2-0名古屋 埼玉]

 ルヴァン杯は9日にグループリーグ第5節を開催し、埼玉スタジアムではC組の浦和レッズ名古屋グランパスが対戦。前半32分にMFマルティノスの移籍後初得点で先制した浦和が、後半20分にFW李忠成の今季初得点で加点して、2-0の完封勝利を収めた。16日に行われる最終節で浦和は広島をホームに迎え、名古屋はG大阪のホームに乗り込む。

 勝利すれば、他会場の結果次第でGL突破を決める浦和は、直近のJ1第13節鹿島戦(●0-1)からMF長澤和輝、DF槙野智章を除く先発9人を入れ替え、第1節対戦時に2得点を挙げているDF荻原拓也らを先発起用。一方、敗れればGL敗退が決まる名古屋もJ1第13節横浜FM戦(△1-1)から先発9人を入れ替え、来季の加入内定が発表されている東海学園大在学中で特別指定選手のFW榎本大輝らがスターティングメンバーに名を連ねた。[スタメン&布陣はコチラ]

 互いにゴールに迫る場面を生み出しながらも、相手守備を崩し切れずになかなか決定機までは創出できない。前半25分には相手最終ライン裏に走り込んでルーズボールを拾ったFW深堀隼平が、PA内まで持ち込んで右足シュートを放つもゴール右に外れてしまう。同29分には浦和がゴールを脅かすが、DF菊池大介のクロスに飛び込んだFW武富孝介のヘディングシュートは、DF菅原由勢に当たってコースが変わりながらもゴールに向かったがGK武田洋平に弾き出されてしまった。

 0-0のまま試合が進むと、前半32分に浦和が先制に成功する。MF長澤和輝のパスから左サイドを駆け上がった武富のグラウンダーのクロスに走り込んだFW李忠成がスルーすると、ファーサイドのMFマルティノスが落ち着いて左足で流し込んでスコアを1-0とした。

 1-0と浦和がリードしたまま後半を迎えると、同4分、右サイドからマルティノスが送ったパスをMF阿部勇樹が右足ダイレクトで合わせるも、シュートはゴール右に外れてしまう。同7分には名古屋がゴールに迫るが、MF玉田圭司のパスにPA内で反応した深堀が狙ったシュートは、距離を詰めたGK福島春樹に阻まれてしまった。

 すると後半20分、阿部の鮮やかなスルーパスから完全に最終ライン裏を突いた李がドリブルで運ぶと、武田までかわして無人のゴールに流し込み、浦和がリードを2点差に広げた。リードを2点差を広げられた名古屋は同22分、MF長谷川アーリアジャスールに代えてDF和泉竜司をピッチへと送り込む。さらに後半29分にDF宮原和也、同35分にFWジョーを投入して状況を打開しようと試みるが、最後まで名古屋に得点は生まれず。

 逃げ切った浦和が2-0の完封勝利。他会場の結果により、今節のGL突破こそ決められなかったものの、グループ首位をキープした。一方の名古屋は1試合を残してGL敗退が決まった。

(取材・文 折戸岳彦)
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