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昨年、1、2年生軍団で全国の近江、有望1年生の加入で競争激化

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近江高のMF下村哲平(右)とMF山中亮弥

 昨年、1、2年生軍団でインターハイに初出場した近江高は当時の主力全員が残っている。だが、伊丹FC出身のMF下村哲平や京都U-15出身のMF山中亮弥、磐田U-15出身のSB松下東矢らすでに新1年生でAチームに食い込んでいる選手や、リーグ戦で出場チャンスを掴んでいる選手たちがいる。有望な1年生の加入によって競争はさらに激化し、レベルアップしている印象だ。

 下村は「中学時代、練習試合をした時に声を掛けてもらいました。(前田)監督からプロを出したいという話をされて、そこは自分が目指しているところなので」と近江への進学を選択。また地元が滋賀だという山中は「高校1、2年生だけでインターハイ予選で優勝している。僕も一緒に全国に出たいと思った」と近江でサッカーをすることを決めたのだという。

 ともに技術力高いプレーヤー。それぞれのストロングポイントについて、下村は「ゴール前とか中盤で持った時に、周りの人と違いを出すこと。ドリブルで相手を引き寄せてからパスを出したり、引き寄せて打開したりすること」と語り、山中は「ドリブルで何人来ても相手をかわしてパスを出したり、シュートすること」と説明していた。

 中学時代と比べて寄せの速さや一歩の鋭さの差を感じているという2人。それでも「1年生から主力で活躍できるように努力して、全国の舞台で活躍できるようになりたい」(下村)、「全国で出ても違いを出せるように練習から頑張りたい」と語るように、日頃の練習からレベルアップしていく。そして、経験豊富な先輩たちとの競争を勝ち抜き、19日初戦のインターハイ予選突破に貢献して全国で活躍する。

}(取材・文 吉田太郎)
●【特設】高校総体2018

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