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“サッカーでは例がない”全治1年の大怪我から復活目指すも…栃木DF坂田に再び試練

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栃木DF坂田良太に試練再び…

[故障者情報]

 栃木SCは11日、DF坂田良太が4月上旬に東京都内の病院で手術を行い、右膝前十字靭帯再断裂で復帰まで約6〜8か月を要する見込みと診断されたことを発表した。3月下旬のトレーニング中に負傷していたという。

 坂田は鹿屋体大から2014年に栃木へ加入した。しかし、プロ4年目となる昨年5月7日のJ3第7節・北九州戦で負傷。右膝前十字靱帯断裂、右膝後十字靱帯断裂、右膝内側側副靱帯断裂により、復帰まで約12か月と診断されていた。

 昨年6月3日にはクラブ公式サイトを通じ、サポーターに向けてメッセージを発表。「最初は、選手生命までの話しもされ、頭が真っ白になりました。今までに味わった事のない痛みを感じましたが、痛みよりも悔しさで涙が溢れおちていました。なぜ自分が?と悔しさばかりがこみあげ、辛い日々が続きました」と葛藤を告白していた。

 担当医からは「今までのサッカー競技では例がない」難しい怪我だと告げられ、「この先自分がどうなるのか?ちゃんと治るのか?本当にサッカーができるのか?正直、とても不安で怖いです」と胸中を明かしたが、兄の存在が自身を奮い立たせたという。

「若くして亡くなった僕の兄貴のことを思うと、今回の怪我はかすり傷でしかありません。この先、辛く苦しい事もあるかも知れませんが、これも人生です。もしもこの先、僕と同じ怪我をして絶望している人が現れても、復帰し活躍した選手がいる、と勇気を持ってもらえるようにも頑張らなければいけないと思っています。僕は絶対に諦めません。どんな困難があろうと絶対に乗り越えてみせます。必ず、またあのピッチに戻ります」

 復活を目指していた中での大怪我。26歳DFは再び大きな試練に立ち向かうことになった。

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