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松原退場もPK2本の清水、ホーム2連勝で3戦ぶり白星…湘南は終盤2発も3連敗

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クリスランらのゴールで清水が勝利

[5.12 J1第14節 清水4-2湘南 アイスタ]

 J1リーグは12日、第14節を行った。IAIスタジアム日本平では清水エスパルス湘南ベルマーレが対戦し、4-2で清水が勝利した。

 勝ち点15で並ぶ中位直接対決は、互いに縦に早い攻撃を仕掛け、得点のチャンスを伺う展開に。13位・湘南は前半13分、右CKからキッカーのMF高橋諒がニアにグラウンダーのパスを送り、味方が後ろに落とす。ペナルティーアーク内のFW松田天馬がファーストタッチで左足に持ち替え、シュートを放つがわずかにゴール右に外れてしまう。

 対する11位・清水は前半22分、左サイドからFWクリスランがクロスを上げると、対峙したDF坂圭祐の腕に当たったが、主審の笛は鳴らず。それでも、これで得た左CKから競り合ったDFフレイレがFW菊地俊介に倒され、PKを獲得。キッカーのFW北川航也が落ち着いてゴール左隅に沈め、先制のゴールネットを揺らした。

 1点ビハインドの湘南は前半27分、PA右手前でパスを受けた松田がクロスを送ると、完全にフリーとなっていたMF石川俊輝がヘディングシュートを放つがクロスバーの上。同点のチャンスを逃す。31分にもFWイ・ジョンヒョプのダイビングヘッドをGK六反勇治に止められ、追いつけずにいると、36分に高橋を下げてFW高山薫を入れた。湘南としては、流れを変えたいところだったが、次に得点を動かしたのは清水だった。清水は39分にクリスランがPA右で高山に倒され、2度目のPKを獲得。これをクリスラン自ら豪快に蹴り込み、リードを広げた。

 0-2で折り返した湘南は後半1分、左サイドからDF杉岡大暉がクロスを供給。ファーサイドに勢いよく走り込んだ高山がボレーシュートを放つが、GK六反に弾き出されてしまう。開始早々に冷や汗をかいた清水は7分、敵陣中央でパスを受けたDF飯田貴敬が右サイドを駆け上がり、クロスを供給。クリスランが頭で落としたボールを北川がヘディングシュートでゴール右隅にねじ込み、3-0とした。

 さらに清水は後半9分、クリスランがPA左へ抜け出してクロスを選択。鋭いグラウンダーのボールをMF金子翔太が滑り込みながら押し込み、4-0。試合を決定づけた。厳しい状況となった湘南は15分、左足首を痛めたイ・ジョンヒョプと松田を下げ、MF野田隆之介とFW梅崎司を投入。流れを変えようとした。

 すると、湘南は後半21分、左サイドで杉岡が飯田をかわしてクロスを入れる。GK六反が弾いたボールがDFファン・ソッコに当たってPA内でこぼれると、菊地が右足で押し込んで1点を返した。さらに24分には、高山がDF松原后にユニフォームを引っ張られてファウルを受けると、松原にこの日2枚目のイエローカードが提示され、レッドカードで退場。湘南は数的優位に立った。

 10人となった清水は後半27分、北川を下げてDF二見宏志を投入。前線の枚数を減らした。さらに押し込まれる時間が続くと、34分にはMF石毛秀樹をDF立田悠悟に代え、36分には足を気にしているクリスランに代えてFWミッチェル・デュークを入れた。劣勢の中、アディショナルタイム1分に金子に決定機が訪れたが、枠を外してしまいダメ押しとはならなかった。

 すると、湘南が意地を見せ、後半アディショナルタイム4分に梅崎に1点を返す。さらにアディショナルタイム6分には、DF山根視来がブレ球ミドルシュート。決まったかと思われたがGK六反に止められ、試合はそのまま4-2でタイムアップ。連敗を2で止めた清水がPK2本、退場者を出すなど“大荒れの一戦”を制し、3試合ぶり白星でホーム2連勝とした。一方の湘南は3連敗を喫した。

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