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最後にドラマが待っていた…J1デビューMF鈴木雄斗が劇的ATヘッド弾!! 川崎Fが熱戦を制す

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川崎フロンターレが劇的な勝利を収めた

[5.12 J1第14節 柏1-2川崎F 三協F柏]

 J1リーグは12日、第14節1日目を各地で行い、5位川崎フロンターレと7位柏レイソルが対戦した。ともにロシアW杯に臨む日本代表選出が期待されるFW伊東純也、FW小林悠が得点を挙げると、後半アディショナルタイムにJ1デビュー戦のMF鈴木雄斗が決勝ヘッド。2-1で勝利した川崎Fは、2015年10月以来1年半ぶりの連敗を2でストップした。

 互いにACL出場のためルヴァン杯グループリーグがなく、他クラブが連戦を繰り広げる中で1週間ぶりに迎える公式戦。ホームの柏は前節磐田戦(●1-2)から先発3人を変えた。DF中山雄太、MF手塚康平、MF瀬川祐輔に代わり、DFパク・ジョンス、MF大谷秀和、MF小泉慶が入った。

 一方の川崎Fは、前節FC東京戦(●0-2)から先発6人を変更。出場停止明けのGKチョン・ソンリョンがGK新井章太に代わって出場。DFエウシーニョ、MF阿部浩之、MF中村憲剛、MF家長昭博、小林が並んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 先にチャンスをつくったのは柏。前半6分、小泉が鋭いミドルシュートを狙ったが、クロスバーに阻まれた。さらに同13分、FW江坂任のスルーパスに小泉が抜け出し、シュートはDF奈良竜樹がブロック。こぼれ球を伊東が狙うも、わずかに右へ外れた。

 一方の川崎Fは前半17分、MF守田英正のボール奪取から中村につなぎ、阿部のシュートは枠外。同22分には家長のサイドチェンジからDF車屋紳太郎が折り返し、守田がミドルで狙ったが、ボールは右へと逸れていった。

 その後も川崎Fがボールを保持する時間が続いたが、前半32分、先制点を奪ったのは柏だった。右サイドで前を向いたDF小池龍太が斜めのパスをPA内に送ると、スペースに走り込んだ伊東が足裏ターンで前へ。DF谷口彰悟と車屋の間を華麗に抜け出し、右足シュートで左サイドネットに突き刺した。

 1点ビハインドとなった川崎Fは前半34分、敵陣での空中戦から中村、車屋が狙うもパクらがブロック。一方の柏はカウンターから好機を創出し、同37分にはワンツーから抜け出したFWクリスティアーノ、同41分には伊東が狙ったが、それぞれDFエウシーニョ、小林が間一髪で防ぎ切り、前半を1点差で終えた。

 川崎Fはハーフタイム明け、立て続けにビッグチャンスを迎える。後半4分、エウシーニョがヘディングで落としたボールを中村がボレー。同8分、9分には小林、中村が連続でシュートを狙った。だが、いずれもわずかに枠を外れるか、GK中村航輔がセーブ。中盤でこぼれ球を拾えないホームチームを守護神が救った。

 ところが後半12分、この日攻守に存在感を放っていた大卒ルーキーのボール奪取から試合は振り出しに戻る。守田が中盤でキープするキムに対して激しいチャージを見せ、ボールは前線に張っていた小林のもとへ。今季ここまで3得点のエースが素早いルックアップから鋭く右足を振り抜くと、無回転シュートがゴール左に突き刺さった。

 守田は後半18分にも、カウンターに出ようとした江坂からボールを奪い、相手の攻撃の芽を摘み取った。拮抗した展開が続く中、先に動いたのは川崎Fの鬼木達監督。同21分、阿部に代わってMF長谷川竜也を起用し、そのまま左サイドハーフのポジションに入れた。

 柏は後半24分、カウンターから右サイドを崩すと、PA内に侵入したキムがドリブルで切り裂いて立て続けにシュートを放ったが、チョンがビッグセーブ。同27分には、小泉とのワンツーで右サイドを突破した伊東がクロスを送るも、カバーリングに入った奈良が辛くもクリアした。

 川崎Fは後半29分、守田が足がつって動けなくなり、MF森谷賢太郎と交代。同31分、右サイドでDF亀川諒史を外したエウシーニョがクロスを送るが、中村が飛び出してパンチング。こぼれ球を車屋がボレーで狙うも、これも中村の正面を突いた。

 一方の柏は後半36分、敵陣左サイドでクリスティアーノが獲得したFKを起点にチャンスをつくった。両サイドからのクロス攻勢でゴールに迫り、最後はこぼれ球をDF鎌田次郎がボレーを放ったが枠外。川崎Fは同38分、中村憲のミドルシュートがゴール左隅を突いたが、中村航が横っ飛びで弾き出した。

 柏は後半40分、最初の交代カードを使い、大谷を下げてMF栗澤僚一を投入。すると直後、川崎Fはエウシーニョに代えて移籍後リーグ初出場のMF鈴木雄斗を、柏は小泉に代えてMF手塚康平を入れ、最後の攻防に打って出た。

 すると後半アディショナルタイム2分、最後にドラマが待っていた。猛攻をしかけた川崎Fは長谷川が左サイドを駆け上がると、ゴール前に鋭いクロスを配給。そこに逆サイドから入ってきたのは6分前に投入されたばかりの鈴木。豪快なダイビングヘッドを叩き込み、土壇場でリードを奪った。試合はこのまま終了。川崎Fが劇的な形で連敗を脱出した。

(取材・文 竹内達也)

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