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3か月ぶり復帰の香川、W杯へ不安なし「十分問題ない」

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[5.12 ブンデスリーガ第34節 ホッフェンハイム3-1ドルトムント]

 ブンデスリーガは12日、最終節を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でホッフェンハイムと対戦し、1-3で敗れた。2試合ぶりにベンチ入りした香川は後半29分から途中出場。2月10日のハンブルガーSV戦以来、約3か月ぶりとなる実戦復帰を果たした。

「長かったけど、毎日最善を尽くしてやってきたので。その中でうまくいくこと、いかないことがあったけど、すべてを復帰のためにやってきた」。2月10日のハンブルガーSV戦で左足首を痛め、離脱を強いられた。4月19日から練習に復帰。同29日のブレーメン戦でベンチ入りを果たしたが、出番は得られなかった。

「練習自体はずっとできていた。チーム状況もあったので、簡単にチャンスをくれるほど甘くない」。日本代表西野朗監督が視察に訪れた今月2日の練習を欠席し、MRI検査を受けた。その影響もあり、5日のマインツ戦は再びベンチ外。ケガの再発が心配されたが、香川本人はそんな不安を否定した。

「ブレーメン戦後の(今月)1日、2日はちょっと痛かった。そこはちょっと神経質になっていたので、一応(MRIを)撮りに行こうと思って。ただ、そのMRI(の結果)を見てもまったく問題なかった。どうトレーニングしていけばいいか、より明確にできた部分もあった。ぶり返すことだけはしたくなかったので、その予防というか、念のためという形で(検査に)行った」

 あくまで大事を取っての検査であり、その結果にも何の問題もなかったと強調。その証拠に今月9日には自身のSNSを更新し、練習に参加する自分の写真を投稿した。そして迎えたホッフェンハイム戦。ラスト16分間とはいえ、約3か月ぶりの実戦復帰にこぎつけた。

「今週、いい練習ができて、ようやく試合に出られたので、とりあえずよかった。もっともっとさらにここから上げていければいいかなと思う」。シーズンは終わったが、香川の視線の先にあるのは当然、ロシアW杯だ。ハリルホジッチ前監督の下では昨年11月以降、代表から遠ざかっていたが、日本代表監督がハリルホジッチ前監督から西野新監督に代わり、その代表復帰も期待されている。

 照準を合わせるのは、6月19日に行われるグループリーグ初戦のコロンビア戦だ。「6月19日に合わせている? もちろんそうですね。これからまだ1か月あるので、しっかりまたトレーニングして、テストマッチも含めて、3試合から4試合ある。十分問題ないと思っている」。14年ブラジルW杯のリベンジに燃える日本の背番号10は、自身2度目の大舞台をはっきりと見据えている。

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