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特異戦術横浜FMの穴…ロングシュートで背後を狙われるGK飯倉「割り切るしかない」

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GK飯倉大樹の背後が狙われ続けている

[5.12 J1第14節 横浜FM1-1G大阪 日産ス]

 見慣れた光景にため息が漏れた。横浜F・マリノスは後半7分、G大阪のMF藤本淳吾にセンターサークル内からの超ロングシュートを決められ、先制を許す。PAより前に出た位置で守るGK飯倉大樹の背後を突かれた。

 今季より就任したアンジェ・ポステコグルー監督のもとで取り組んでいる特異なサッカーが注目を集めている。中盤をコンパクトにするサッカーは、DFラインも高い位置を保つことが求められる。

 そしてGKにはDFラインの背後の広大なスペースをケアする役割が求められ、Jリーグが公表する試合ごとのトラッキングデータによると、飯倉の走行距離はGKとしては異例の7キロを超えることもザラだった。

 ただやはりプロの世界。目に見える穴は見逃されない。試合中の飯倉は常にPAより前に出たところにポジショニングしており、必然的にゴールががら空きになっている。超ロングシュートを決めた藤本が、「マリノスがああいう失点が多いのは知っていた」と話したように、周知の事実になっている。

 今季、同じようなゴールを決められたのはすでに4度目。だが「メンタル的にはきつい」と話す飯倉だが、「ああいう凄いシュートが飛んで来たら割り切るしかない。こういう似たような失点は多いと思うけど、監督は変えるつもりはないと思う。だから俺自身も変えずにやっていきたい。俺自身もしっかり反省して、状況状況でのポジションを考えていきたい」と戦術を信頼することの重要性を説いた。

 実際、5日の名古屋戦あたりから、自身のプレーにも変化が出ているという。「自分たちのポゼッションの時から低い位置にいることになったから、最近は走行距離が短くなっていると思う。だから最近は走っている感覚はない。前は走って疲れたなという感覚はあったけど、今はそんなきついなという感覚もないんです」。数値の変化も如実で、飯倉の名古屋戦の走行距離は自身今季最短の5.955km、G大阪戦は6.102kmだった。

 だからこそ修正にも自信をみせる。「相手との駆け引きの中で、ポジションを変えて行けばいい」とポイントを明かすと、「俺の状況判断のレベルを上げて行けば改善できる」と言い聞かせるように話していた。

(取材・文 児玉幸洋)
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