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札幌史上最強、上位対決で更なる自信…ジェイ「レベルアップ楽しみ」都倉「緊張感ある」

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札幌旋風が吹き荒れている

[5.13 J1第14節 FC東京0-0札幌 味スタ]

 結果はスコアレスドロー。しかし北海道コンサドーレ札幌にとっては、さらに手ごたえを感じることのできる一戦になったに違いない。2位のFC東京との上位対決で引き分けた3位・札幌は、勝ち点を26に伸ばして、暫定ながら3位をキープした。

 札幌史上、最高に強い時期かもしれない。負けなし記録はこれまでの5戦を大きく更新する11戦で継続中。14試合を終わった段階で3位は過去最高順位だ。そして上位対決でも互角以上にわたり合う強さ。今季のJ1は確実に札幌旋風が吹き荒れている。

 この日はFWジェイが8試合ぶりに復帰。結果的にはシュート1本を打つのみにとどまったが、高さ、強さで相手の脅威になり続けた。「自分がいない間にチームが結果を出してくれた」とチームメイトへの感謝を語ると、「自分のコンディションは徐々に上がると思うし、チームもレベルアップがあると思うので楽しみ。シーズンは始まったばかり。中断明けもこの調子を続けたい」と意欲的に話していた。

 またこの日の得点はなかったが、5得点のチーム得点王、FW都倉賢の存在感も欠かせない。FC東京と上位対決を「すごく緊張感のある試合が出来た」と前向きに振り返った都倉は「去年のリアクションサッカーから今年は能動的に進めることが出来ている。だから終盤まで足が残っている。今日も最後チャンスがありましたけど、あれも相手より足が残っているからなのかなと思います」。

 さらには「日本人の特性に合っている監督だと思う」と“ミシャサッカー”による変化を説明すると、「まずはポジション取りから論理立てて練習できる。自分が特別技術が上がったとかはなくて、練習で落とし込めたことが試合で体現できているのかなと思います」と信頼を語っていた。

(取材・文 児玉幸洋)
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