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17歳の“ベイル2世”が1G1A大暴れ!! 昇格PO戦うフルハム、プレミア復帰に王手

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PO準決勝で1ゴール1アシストを記録したDFライアン・セセニョン

 イングランド・チャンピオンシップ(2部相当)は15日、昇格プレーオフ準決勝第2戦1日目を行い、ホームのフルハムダービー・カウンティに2-0で勝利した。“ベイル2世”とも呼ばれる17歳DFライアン・セセニョンの1ゴール1アシストで43季ぶりの決勝進出が決定。2013-14シーズン以来、5季ぶりのプレミア復帰に王手をかけた。

 12日に行われた第1戦では良いところなく敗れたフルハムだったが、超満員の本拠地クレイブン・コテージで迎えた第2戦は躍動感を取り戻した。一方的に攻め込んだ前半はFWアレクサンダー・ミトロビッチが決定機を逃すなど無得点。だが、後半立ち上がりに注目の17歳が試合を動かした。

 後半2分、DFマット・ターゲットがPA内にアーリークロスを送ると、MFステファン・ヨハンセンが胸で落とす。これに反応したのがDF登録ながらFW起用が続いている17歳DFライアン・セセニョン。利き足の左足で豪快に叩き込み、2戦合計スコアを1-1のイーブンに持ち込んだ。

 レギュラーシーズンでは46試合に出場し、15得点6アシストを記録したセセニョンは、プレーオフでもハイパフォーマンスを披露。だが、この日はこれだけにとどまらなかった。後半21分、右CKを左足で蹴り込むと、ニアのDFデニス・オドイがヘディングで2点目。1ゴール1アシストの活躍で試合をひっくり返してみせた。

 合計スコアで勝ち越したフルハムだったが、1点を奪われればアウェーゴールの差で敗退が決まる状況。だが、その後はゴール前の局面で高い集中力を見せ、無事に試合をシャットアウト。トッテナムマンチェスター・ユナイテッドなどから熱視線を送られている17歳が、生まれ育ったクラブのプレミア復帰に向けて“残り1戦”に導いた。

 プレーオフ準決勝第2戦の残り1試合は15日、ミドルズブラとアストン・ビラが対戦。第1戦ではアウェーのアストン・ビラが1-0で勝利している。決勝は26日、サッカーの聖地ウェンブリーで行われる。

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