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初対決で明暗くっきり…“法大同期”のオウンゴール誘った仙台MF永戸「残念がってましたね」

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高速クロスで“同期”のオウンゴールを誘発した仙台MF永戸勝也

[5.16 ルヴァン杯GL第6節 FC東京0-1仙台 味スタ]

 プロの舞台で初めて実現した“同期対決”はくっきりと明暗が分かれた。ベガルタ仙台MF永戸勝也FC東京DF山田将之は共に2016年度に法政大を卒業した同級生。この試合で唯一の得点は、永戸のクロスに反応した山田がオウンゴールを献上するという形でもたらされた。

 試合前から火花は散らされていた。先週末に行われた前節のリーグ戦が終わった後、互いに「次はあるんじゃないか」(永戸)と連絡を取っていたという2人。「ルヴァンではなくリーグ戦で当たりたかった」(山田)という思いもあったが、プロ2年目にして「ずっと楽しみでした」(永戸)という一戦がようやく実現した。

 スコアが動いたのは前半30分だった。左サイドで縦パスを出した永戸が猛然と駆け上がると、FWジャーメイン良がつぶれて“一人スルーパス”のような状況に。深くえぐって鋭いクロスを送ると、クリアを試みた山田の足に当たり、ボールはそのままゴールネットへ。試合はその1点が決勝点となり、仙台が首位でのグループリーグ突破を決めた。

「お互いに特長は分かり合っていたし、良いクロスが来るのは警戒していた。ただ、良い質のクロスが良いスピードで来たら、ああいった事故が起こってしまう」。そのシーンを振り返った山田は「アイツの貢献で負けるのは悔しい」と唇をかんだ。

 一方の永戸は「みんなから『ナイッシュー』と言われたんですが、狙っていないので……」と苦笑いを浮かべつつも、「監督から『プラス2本は多く走れ』と言われていた」と果敢なスプリントに手応え。山田に話が及ぶと「ゴールを導いてくれて、残念がってましたね」としてやったりの表情だった。

 昨年7月に負った右足骨折で昨季の後半戦を棒に振った永戸にとって、クラブ史上初のルヴァン杯4強に貢献できなかったことに悔いを残している。「ベスト4のピッチには立てていないので、自分の足でベスト4まで行きたい。そして、決勝の舞台にたどり着けるように頑張りたい」。再び新たな歴史をつくるべく、力強く前を向く。

 そんな野望と同時に「アイツの思いを背負ってプレーオフステージを戦いたいです」と同期を思いやる姿勢を見せた永戸。一方の山田は「(永戸のサイドは)やられたくない部分だった。リベンジしていきたい」と新たな目標を口にした。2人のライバル関係はこれが第一歩。次は互いが望むJ1のステージで戦うべく、まずはそれぞれの道で努力を続けていく。

(取材・文 竹内達也)
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