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“金狼”扇原の超絶「無回転に蹴ろうと思ったが、アウト気味になった」FKさく裂

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MF扇原貴宏の決めたFKが決勝点になった

[5.16 ルヴァン杯A組第6節 横浜FM2-1新潟 ニッパツ]

 1週間ほど前に「心機一転」で染めたという金髪ヘアーになったMF扇原貴宏が、超絶FKを決めて、横浜F・マリノスをプレーオフステージへと導いた。

 1-1の前半41分、ゴール正面30mの位置でFKを獲得すると、扇原が左足を振り抜く。ボールは壁を越えると急降下。「無回転気味に蹴ろうと思ったが、ちょっとアウト気味になった」というシュートは、反応したGK田口潤人も一瞬逆を突かれるほどの、予測不能の変化を見せて、ゴールネットに収まった。

「もうちょっと無回転になると思ったんですけど、アウトにかかった感じです。枠に飛んだのは見えた。練習ではふかすことが多いので集中していた。枠に飛べばGKが弾いたりして、押し込むとかもあるので、枠に飛ばすことだけを意識して蹴りました」

 横浜FMにはMF天野純やDF山中亮輔といった左足を武器とするプレースキッカーが複数いるが、扇原がFKの精度の高さを見せたことで、選択肢が増えることになる。これについては、扇原は「距離だったり、角度だったりがあるので、みんなで状況によって変えていけたらいい」。アンジェ・ポステコグルー監督も「CKなどの精度をもっと上げていければ」と切磋琢磨を期待していた。

(取材・文 児玉幸洋)

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