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新潟でのデビュー戦は古巣横浜FM戦…GK田口潤人が気迫セーブ、飯倉とはユニ交換

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GK田口潤人が古巣戦を戦い終えた

[5.16 ルヴァン杯A組第6節 横浜FM2-1新潟 ニッパツ]

 試合後、ピッチ中央でGK同士がユニフォームを交換するシーンが見られた。アルビレックス新潟のGK田口潤人が、“憧れの先輩”横浜F・マリノスのGK飯倉大樹と同じピッチに立った。

「飯倉さんは僕が1年目の時から、何もできない時から面倒を見てもらって、ご飯も連れていってもらったり。プロサッカーをスタートさせてからいろんなアドバイスをくれた。今日対戦するということで負けたくないと思っていたけど、やっぱり飯倉さんのキャッチング技術は流石だなと思った。GKスキルの差を感じた。改めて越したいなと思いました」

 想像との違いはあれど、“マリノス戦のピッチ”は、夢の瞬間だったに違いない。田口は横浜FMの下部組織出身。年代別代表に名を連ね、15年にトップチームに昇格。ただトップチームでの出場はなく、17年に藤枝MYFCに期限付き移籍。J3で21試合に出場したが、同年オフに契約満了が発表になった。

「改めてマリノスのサポーターの方の声援を感じた。でもそれ以上にアルビのサポーターの方がアップの時、試合中も声をかけてくれて、プレーのたびに『田口ナイス』と声をかけてくれて、アルビのサポーターの後押しをすごく感じた。だからそういった中で結果を出したかったです」

 悔しい結果。ただし新潟でのデビュー戦だったが、後半にビッグセーブを連発するなど、見せ場を十分に作っていた。いずれも止めるは難しいシュートだった2失点については「自分のポジショニングのミス」と反省した田口。通過点を戦い終えた21歳GKは「いいシュートという見方もあると思うけど、自分のポジショニング、壁の配置と枚数、結果論かもしれないけど、もっと出来た。これを糧にしないといけない。ああいうところで冷静になって対応できるように、練習から意識的にやっていきたい」と更なる成長を誓っていた。

(取材・文 児玉幸洋)

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