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野田隆之介の2戦連発弾が決勝点!! 湘南が3連敗脱出、磐田は俊輔復帰もノーゴール

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2試合連続ゴールとなる決勝点を決めたFW野田隆之介

[5.19 J1第15節 湘南1-0磐田 BMWス]

 J1リーグは19日、ロシアW杯前ラストゲームの第15節を各地で行った。これまでリーグ3連敗中の湘南ベルマーレは6位のジュビロ磐田に1-0で勝利。ホームに集まった14385人の大観衆の前で連敗を脱出し、良い形で約2か月間のリーグ戦中断期間に入った。

 ホームの湘南は前節清水戦(●2-4)から先発4人を変更した。DF大野和成、MF齊藤未月、FW端戸仁、FW野田隆之介の4人が名を連ね、大野、齊藤、端戸の3人は16日に行われたルヴァン杯長崎戦(○2-0)に続いてのスタメン入りとなった。

 磐田は前節神戸戦(●0-2)から先発2人を変えた。GK三浦龍輝に代わったGKカミンスキーが2試合ぶりに復帰。16日のルヴァン杯甲府戦(○1-0)の先発からはDF高橋祥平が入り、負傷離脱していたMF中村俊輔は6試合ぶりにベンチ入りした。[スタメン&布陣はコチラ]

 互いに3-4-2-1のフォーメーションを採用する中、上位の磐田が序盤から主導権を握った。前半1分、右サイドのDF小川大貴がMF山田大記とのワンツーで抜け出し、PA内でシュートを打ったがDFがブロック。同5分には、山田のパスからMF松浦拓弥が受け、スルーパスにFW川又堅碁がダイレクトで狙うも大きく枠を外した。

 一方の湘南は前半17分、右サイドでキープした端戸のパスからMF岡本拓也がクロスを送り、相手DFのこぼれ球に攻撃陣が詰めたがファウル判定。同24分にはMF秋野央樹がミドルシュート、同26分には齊藤のスルーパスに抜け出した端戸が狙うも、いずれもゴールマウスを越えていった。

 磐田は前半33分、右CKを起点とした攻撃から押し込み、山田がシュートを放ったがGK秋元陽太がビッグセーブ。さらに直後、松浦の突破から川又が狙うも枠外。湘南は同41分、MF田口泰士のミスにつけ込んだ野田が左足で狙ったが、左ポストに直撃。こぼれ球を齊藤が頭で合わせるも、惜しくも枠を外れてしまい、前半はスコアレスで終わった。

 湘南は後半4分、前半から再三狙いを持って狩っていた田口からボールを奪い、左サイドを野田が突破。中に人数はそろっていたが、力強く右足を振り抜きゴールを狙うも、ボールはわずかに上へ外れた。同6分には秋野の浮き球スルーパスに野田が抜け出したが、ボールはカミンスキーがキャッチ。同7分のMF菊地俊介のミドルシュートも枠を外れた。

 磐田は後半14分、中盤右サイドでのボール奪取からMF山本康裕が前に送り、抜け出した小川がゴール前に折り返す。松浦が素晴らしい反応で飛び込んでいたが、ギリギリのところでDF山根視来がクリアした。さらに同16分、松浦が獲得したゴール前約20mのFKを田口が蹴るも、ボールはジャンプした壁に直撃した。

 湘南は後半19分、またしても田口のところでボールを奪い、秋野が敵陣に向けて侵攻。スルーパスに端戸が抜け出したが合わない。同22分、端戸に代えてFW梅崎司を投入。一方の磐田は同23分、中盤でのボールキープを狙われ続けていた田口に代わってMF上原力也が起用された。

 後半26分、湘南がついにスコアを動かす。中盤右サイドで岡本がボールを奪い、そのままドリブルで前へ。斜めのパスを梅崎が左に流すと、DF杉岡大暉のクロスにニアで岡本が反応。シュートは惜しくもクロスバーに阻まれたが、こぼれ球を野田がダイビングヘッドで押し込み、2試合連続ゴールが貴重な先制点になった。

 磐田は直後の27分、山田に代わって中村が6試合ぶりのピッチへ入る。すると、主導権は再び磐田のもとへ。同31分、上原が強烈なミドルシュートを放ったが、秋元がパンチングで逃れた。同36分には最後の交代カードを使用。松浦に代わって筑波大卒ルーキーのFW中野誠也が入った。

 一方の湘南は後半38分、先制点を奪った野田に代わってルヴァン杯長崎戦でプロ入り初ゴールを決めた桐蔭横浜大卒のルーキーFW鈴木国友を投入。鈴木はこれがリーグ戦デビューとなった。同44分すぎからはコーナーフラッグ付近でボールキープに入ると、後半アディショナルタイムにはMF金子大毅もリーグ初出場。そのままタイムアップを迎えて勝ち点3を積み重ね、順位を11位にジャンプアップさせた。

(取材・文 竹内達也)
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