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湘南は枠内シュート1本で勝利。決勝弾の野田、指揮官の言葉に「神様からのご褒美だと…」

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決勝弾を挙げた湘南FW野田隆之介

[5.19 J1第15節 湘南1-0磐田 BMWス]

 枠内シュート1本で決勝点を奪い切った。ここ公式戦3試合で2得点を決めていた湘南ベルマーレFW野田隆之介は後半26分、クロスバーに跳ね返ったボールをダイビングヘッドで合わせ、2試合連続ゴールを記録。「泥臭く」という自らの個性でチームの連敗を『3』でストップした。

 終始相手に主導権を握られる展開となったが、好調アタッカーの執念が試合の行方を一変させた。後半26分、左サイドを駆け上がったDF杉岡大暉のクロスに対し、ニアでDF岡本拓也が合わせたがクロスバーに直撃。その跳ね返りに反応した野田が「頭で行ったほうが確率が高いかな」と低空ヘッドで押し込んだ。

「チームの勝利のために点が取れたのは、(加入2年目で)初めてなんじゃないかというくらい」と決勝点の喜びを表現した背番号15は、「練習からみんなと切磋琢磨しているので、自分の実力というよりはみんなのおかげです」と謙遜。サポーターからのチャントを一身に浴び、「よくみんな歌ってくれるので、キツい時に力になる」と感謝の言葉を口にした。

 リーグ戦の先発は今季わずか2試合目。「途中出場でも先発でも温度を変えずに意識してやっている」というが、「だんだん波が少なくなってきた」というのは自身も認めるところ。前半に放ったポスト直撃の惜しいシュートには「一喜一憂してしまった」と苦笑いも見せたが、しっかり切り替えて後半のゴールに結びつけた。

 この日はプレスバックもひたむきにこなし、相手ボランチを自由にさせず。そういった努力もあり、チョウ・キジェ監督は「神様からのご褒美」とゴールを称えたという。それに対して本人は「その通りだと思います」といったん同意したが、「神様からのご褒美だと言われないくらいに、もっと成長していきたいと思います」と“訂正”。このままレギュラーを奪い取るべく、自身のスキルアップを誓っていた。

(取材・文 竹内達也)
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