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狙われた…? ボールロスト頻発の磐田MF田口は途中交代。中村俊輔「泰士だけのせいじゃない」

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ボールロストが頻発した磐田MF田口泰士

[5.19 J1第15節 湘南1-0磐田 BMWス]

 この日のジュビロ磐田はMF田口泰士のボールロストからピンチを招く場面が頻発していた。田口本人は「自分の力不足」と述べ、名波浩監督は「あそこで何度も食われてしまった」と途中交代を決断。一方、6試合ぶり復帰のMF中村俊輔は試合後、責任の所在は一つではないと訴えていた。

 もっとも顕著だったシーンは前半41分、田口がボールを奪われたところから、FW野田隆之介に攻め込まれ、左足シュートがポストに直撃。こぼれ球をMF齊藤未月に頭で狙われた。さらに前半26分、後半4分などにも同様のロストがあり、いずれもシュートに結びつけられた。

 試合後、田口は「後ろのサポートは少なかったけど、僕のミスだし全然ダメでした」と責任を痛感。「あれがサッカーの難しいところ。来るのは分かっていたけど、そこではがせないのは力不足。もう一度自分を見直したい」とロシアW杯の中断期間に向け、自身の課題を指摘した。

 また、試合全体を「圧倒できていた」と振り返った名波監督だったが、湘南ペースのように見られた理由を「あそこが狙いになっていて、泰士が隠れ出してしまい、リズムがなくなった」と指摘。スコアレスで迎えた後半23分、MF上原力也との交代で田口をベンチに下げた。

 その後、ベンチでは田口と中村がピッチをときおり指差しながら、話し込んでいる姿が見られた。田口のボールロストの原因に「周りのサポートの角度だったり、3バックのビルドアップのところ」もあったと考えた中村。報道陣に対して「あそこは泰士だけのせいじゃない」と説明していた。

(取材・文 竹内達也)
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