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立て続けの“疑惑判定”でリズム狂ったか…凡ミス含む3失点の名古屋、新体制の柏に敗れて13戦勝ちなし

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柏が敵地で名古屋に3-2で勝利

[5.20 J1第15節 名古屋2-3柏 豊田ス]

 暫定13位の柏レイソルが敵地で最下位の名古屋グランパスを3-2で退け、3試合ぶりの勝利を収めた。前半16分にFW江坂任が先制ゴールを決め、同41分にFWジョーの同点弾を浴びるが、後半2分にセットプレーからMF中山雄太が勝ち越し点をマーク。同11分に相手の軽率なミスを突いて江坂が追加点を挙げると、同19分にMF玉田圭司にネットを揺らされたものの、1点差で逃げ切った。一方の名古屋は2連敗。13試合未勝利(3分10敗)でリーグ中断を迎えることになった。

 柏は13日に下平隆宏前監督が成績不振で解任され、今季からヘッドコーチを務めていた加藤望氏が新指揮官に就任。ルヴァン杯から中3日の名古屋に対して中7日と日程面のアドバンテージを生かし、前半16分に先制する。

 PA内右に進入したMF小泉慶がマイナスに折り返し、FW伊東純也が右足で放ったシュートはMFワシントンにブロックされるが、跳ね返りに江坂が反応。右足でゴール左に蹴り込み、2試合ぶりとなる今季5得点目を挙げた。

 1点を追う名古屋は前半35分に左CKを獲得すると、FWガブリエル・シャビエルのクロスをニアのワシントンがフリックし、ファーのMF和泉竜司が右足でゴール右隅に突き刺す。しかし、副審が旗を上げ、判定はオフサイド。和泉がシュートを打った瞬間、オフサイドポジションにDF畑尾大翔と玉田が残っており、両選手の位置はボールの軌道上から距離があったようにも見えたが、GK中村航輔の視界を遮ったと判断されたようだ。

 それでも名古屋は前半41分に追いつく。玉田が左サイド深くでDF小池龍太を振り切り、PA内左に進入。ゴールライン際からマイナスに送ったボールはDF鎌田次郎に当たるも、こぼれ球が自身の下に転がり、再び折り返す。これをジョーが左足で押し込むと、副審がまたしてもフラッグを上げる。玉田に対するオフサイドを取ったと見られるが、裏にいた玉田は相手に当たったボールを受けていたため、最終的には主審がゴールを認めた。

 ジョーの今季6点目が生まれ、1-1で前半を折り返した名古屋。しかし、後半も先にゴールを許してしまう。柏は開始2分に右CKを獲得し、キッカーのFWクリスティアーノが右足でクロス。中央からファーに動いた中山が豪快に頭でゴール左へ叩き込み、今季初得点で2-1とした。

 柏はさらに畳み掛ける。後半11分、畑尾が裏へ向かってバウンドしたボールの処理にもたつくと、背後から迫った伊東が足でつつき、中央でフリーの江坂の下へ。江坂はPA内中央へ持ち運び、左足で落ち着いてゴール右に流し込む。この日2点目を決めた江坂は、今季ゴール数を6に伸ばした。

 2点のビハインドを負った名古屋は後半19分に反撃。ワシントンの右クロスをジョーが頭でつなぎ、PA内右のシャビエルが右足で折り返す。飛び込んだ玉田が右足で押し込み、自身J1で4年ぶりとなるゴールで1点差に詰め寄った。しかし、スコアはそのまま動かず、2-3でタイムアップ。名古屋は2連敗で13試合未勝利(3分10敗)となった。

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