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「ジェフに来て一番良くなかった」前節を払拭!千葉、清武のジャンピングボレーで横浜FCと劇的ドロー

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[5.20 J2第15節 横浜FC 3-3 千葉 ニッパツ]

 J2リーグは20日、第15節を行った。ニッパツ三ツ沢球技場では横浜FCジェフユナイテッド千葉が対戦し、3-3で引き分けた。

 試合は前半6分、千葉がFWラリベイとFW船山貴之のコンビで得意のカウンターをみせつけ、良い入りをみせた。しかし、先制したのは横浜FCだった。7分、MFレアンドロ・ドミンゲスのパスを敵陣中央で受けたDF北爪健吾が前線へ柔らかい浮き球パスを供給。絶妙な動き出しで抜け出したMF野村直輝が飛び出したGKロドリゲスの頭上を突くループシュートを決めた。

 さらに横浜FCは前半10分、華麗なパスワークからレアンドロが抜け出し、右足でシュートを放つが、GKロドリゲスのファインセーブに阻まれる。44分には、前線でボールをおさめたFWイバのスルーパスで抜け出いた北爪が右足で流し込み、ゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。追加点とはならなかった。

 1点リードで後半を迎えた横浜FCは、2分に左クロスからニアにフリーで走り込んだ野村が右足を振り抜くがミートできず。横浜FCが後半開始早々のチャンスを逃すと、5分に千葉が同点に追いつく。右サイドを個人技でFW指宿洋史が突破。PA右から中央へ折り返し、船山が右足シュートを沈め、試合を振り出しに戻した。

 後半10分に横浜FCに決定機。右サイドを抜け出したイバが相手を引きつけてPA中央へラストパスを送ると、フリーとなっていたMF佐藤謙介が落ち着いて右足を振り抜く。しかし、GKロドリゲスに止められてしまう。それでも16分、敵陣中央でのルーズボールを拾った北爪が一気に縦に仕掛け、PA右からクロスを供給。佐藤が放ったシュートが相手に当たって軌道が変わり、ゴールに吸い込まれた。

 千葉は後半17分、MF小島秀仁に代えてMFホルヘ・サリーナスを入れ、手を打つ。しかし、勢いは横浜FCにあった。直後の18分、敵陣中央で佐藤のパスを受けたレアンドロが右足を一閃。強烈なミドルシュートがゴール右に突き刺さり、3-1とリードを広げた。

 千葉も諦めず、食らいつく。後半20分、サリーナスがPA左から折り返したボールは逆サイドまで流れ、MF茶島雄介が再び中央へラストパス。これを船山が右足で沈め、2-3と1点差に詰め寄る。横浜FCは35分、イバがPA内でDF増嶋竜也に倒されたが笛は鳴らず。この判定に抗議したタヴァレス監督が井上知大主審に退席を命じられた。

 終盤に向けて千葉が押し込む時間が続く。横浜FCもなんとか耐えていたが、決勝点は後半アディショナルタイム6分に生まれた。千葉は自陣からのロングフィードがPA内にこぼれ、途中出場のFW清武功暉がジャンピングボレー。クロスバー下に当たりながらも、ゴールラインを割ったとして得点が認められ、劇的ゴール。試合は3-3で引き分けに終わった。

 試合終了後のインタビューで清武は、「自分自身、前の試合でジェフに来て一番良くなかった試合だった。前節の不甲斐なさを挽回したかった。まだまだやれることをみせたかった。それが結果につながって良かった」と、ホッとした表情をみせた。

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