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独走に待った!広島が今季2敗目…“休養十分”C大阪が高木俊幸の2発で快勝

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C大阪がFW高木俊幸の2発で広島撃破

[5.20 J1第15節 広島0-2C大阪 Eスタ]

 首位を独走するサンフレッチェ広島に今季2度目の土がついた。ホームでセレッソ大阪と対戦した広島は、0-2で敗戦。5試合ぶりとなる敗戦で、連勝は4で止まった。
 
 ルヴァン杯ではグループリーグ敗退となった広島だが、リーグ戦では首位を独走。約2か月の中断前の一戦に勝利し、今季2度目の5連勝を飾れるか。メンバーはFWティーラシンが5試合ぶりに先発復帰した。

 C大阪はACLの関係で2週間ぶりのリーグ戦となる。1試合少ないが、試合前の段階で広島と勝ち点差14の5位。差を縮めて中断期間を迎えたい。5月5日の長崎戦との先発変更はMF清武弘嗣とFW杉本健勇が復帰した。[スタメン&布陣はコチラ]

 開始5分にC大阪がチャンス。日本代表MF山口蛍が右サイドに展開すると、MF福満隆貴がダイレクトで折り返す。これを杉本が流し込むが、福満のポジションがオフサイドと判定され、得点は認められない。

 広島も前半14分にMF稲垣祥のシュートでチャンスを作る。さらに同29分にはFWパトリックのヘディングでの落としからDF水本裕貴がゴールを狙うが、いずれも韓国代表GKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれる。

 スコアレスで折り返した後半、すぐにC大阪にアクシデント。3分に清武が自ら交代を要求。自力歩行でベンチに引き上げていった。代わって7分からFW高木俊幸が緊急出場することになった。清武は今月2日の名古屋戦での前半途中に交代。日本代表メンバーからも落選した清武。復帰戦でまたも途中交代となってしまった。

 後半は広島が押し込む展開になる。しかし12分のMF柴崎晃誠が蹴ったCKをDF野上結貴が合わせるが、ライン上でDF松田陸に防がれる。そしてクリアされたボールも左ポストに嫌われ、得点にはならない。

 すると後半36分、C大阪が広島の一瞬の隙を突く。キム・ジンヒョンからロングボールが前線に出ると、FWヤン・ドンヒョンがヘディングでそらす。これに走り込んだ高木が左足でGK林卓人の股下を抜くシュートを蹴り込み、先制点を奪う。さらに同39分には左ミドルレンジで相手クリアボールを受けた高木が胸トラップから右足シュート。これが見事にゴール右隅をとらえ、一気に畳みかけた。
 
(取材・文 児玉幸洋)
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