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久保裕也のゴールで王者撃破&EL予選3回戦行き決定!!さらに久保には“別の意味”でも強烈な追い風か

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今季11得点目となる鮮やかなゴールを決めたFW久保裕也

[5.20 ベルギーリーグPO1第10節 クラブ・ブルージュ0-1ゲント]

 ベルギーリーグは20日、「プレーオフ1」の第10節を行った。FW久保裕也の所属する4位ゲントは、すでに優勝を決めているクラブ・ブルージュと敵地で対戦し、1-0で勝利。4位をキープし、来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦からの出場を決めた。3試合連続スタメンの久保は前半28分に決勝点となる先制ゴールを奪取。チームトップの今季11得点目を挙げ、フル出場を果たした。

 序盤から積極的にゴールへ迫る久保は前半14分、右クロスに右足で合わせるも、相手GKがセーブ。同20分には左サイドで獲得したFKのキッカーを務め、右足でゴールに向かうシュート性のボールを蹴り込むが、わずかに枠の右へそれた。

 それでも前半28分に久保の積極性が実る。素早いリスタートから自陣右サイドのDFサミュエル・ジゴがロングフィードを送り、裏へ抜け出した久保が後ろから来る難しいボールを巧みにコントロール。PA内右に進入し、倒れながら右足でゴール左に流し込んだ。

 久保は2試合ぶりにネットを揺らし、チームトップとなる今季11得点目をマーク。1-0で折り返したゲントは後半にピンチが続いたが、辛くも逃げ切りに成功した。

 これで「プレーオフ1」は全日程が終了し、ゲントは4位をキープ。本来であればEL予選2回戦の出場権を懸けた「テストマッチ」進出となるが、2位のスタンダール・リエージュが国内杯を制してEL本戦への切符を確保しているため、ゲントは繰り上げで3位が得られるEL予選3回戦の出場権を獲得した。

 また、W杯のメンバー入りを目指す久保にとっても追い風となる。仮に「テストマッチ」へ回っていれば、27日に試合を行う必要があった。日本代表西野朗監督はこういったクラブ事情も考慮し、30日のガーナ戦に向けたメンバーに久保を選出していなかったが、20日でシーズンを終えたことで、代表活動への支障はなくなったと言っていい。

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