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「やっぱり辛い思いもした…」7か月ぶり代表復帰のマインツ武藤

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日本代表FW武藤嘉紀

 バヒド・ハリルホジッチ前監督が率いていた日本代表には、コンスタントに招集されていたわけではない。FW武藤嘉紀(マインツ)が最後に日本代表に招集されたのは、昨年10月のキリンチャレンジ杯。しかし、西野朗監督が就任し、ロシアW杯前に行われるガーナ戦に臨む日本代表に、約7か月ぶりに招集されることになった。

 久し振りの代表の空気は「やっぱり違う」と白い歯を見せる。「皆が楽しんで、かつ真剣に取り組めている。だからこそ無駄な力も入らないし、集中するときにはしっかり高い集中でプレーできていたので、そこは非常に重要かなと思う」。ロシアW杯前に行われる30日のガーナ戦まで10日間の時間あることで、「ずっとピリピリしていても。だからこそ練習の雰囲気はすごく大事。今日は本当に良い雰囲気でできた」と充実した表情を浮かべた。

 日本代表からは遠ざかる期間もあった。しかし、所属するマインツではブンデスでキャリアハイとなる8ゴールを記録するなど存在感を示し、滑り込みで今回のガーナ戦に臨むメンバーに選出された。「やっぱり辛い思いもしたし、そこで耐えてすべてをぶつけられたことが、こういう結果につながった」と答えつつも、「ただ、まだ何も成し遂げていない」と表情を引き締める。

「W杯メンバーに選ばれたわけでもないので、とにかく最後まで集中してW杯行きのチケットを取りたいし、やっぱりW杯で結果を残すことがすべて」

 最後の最後で、W杯行きのチケットを手に入れる可能性を残した。ガーナ戦でFWとして出場機会をつかむことがあれば、「FWだったらやっぱり得点。得点だけに集中できるポジションでもあるので、そこで決め切りたい」と結果で自身の存在価値を示し、ロシア行きの可能性を広げたい。

(取材・文 折戸岳彦)

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