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3バック併用の可能性に麻也「3枚と4枚では全然違う」

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ヘディングするDF吉田麻也

 限られた時間の中で選手の対応力も求められている。西野朗監督が就任した日本代表は合宿2日目のトレーニングを終えたが、まだ海外組11人しか合流できていないこともあり、全体ミーティングも戦術練習も行っていない。DFリーダーであるDF吉田麻也(サウサンプトン)も指揮官と「戦術的な話はまだしていない」という。

 西野監督は18日のメンバー発表会見で「固執したシステムやポジショニングではなく、ポリバレントに複数をこなす選手がこのリストの中にもたくさんいる」と説明。「たくさんのオプションを考えて選手にも伝えていきたい」と、複数のシステムを使い分ける考えも示唆している。

 4バックだけでなく、3バックとの併用も念頭にあると見られるが、日本代表ではアルベルト・ザッケローニ元監督時代に3-4-3をオプションとしてテストしたぐらいで、長らく4バックをベースにしてきた。クラブでは3バックもこなす吉田でさえ、「3枚と4枚では全然違う」と話すように、チームとして一朝一夕に習得できるものでもない。

「(3バックに)だれが入るかにもよるし、3バックなのか、5バック気味なのかでも変わる。そこはやってみないと分からない」。そう慎重に話した吉田は「全員がそろってからチームを構築しないといけない。1日も無駄にできないし、質の高いものが大事になる」と表情を引き締めた。

(取材・文 西山紘平)

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