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満員1万人の願い届かず…昨季3部H・キールが1部昇格逃す、ボルフスブルクが再び残留

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プレーオフで敗れたホルシュタイン・キールの選手たち

[5.21 ブンデス1部2部入れ替えPO ボルフスブルク 1-0 H・キール]

 ブンデスリーガ1部16位のボルフスブルクは21日、入れ替えプレーオフ第2戦で2部3位のホルシュタイン・キールと対戦した。後半30分の得点で1-0の勝利を挙げ、2戦合計スコアは4-1。来季の1部残留を死守した。

 2014-15シーズンはリーグ2位、DFBポカール優勝の好成績を残し、翌シーズンには欧州CLに出場したボルフスブルク。だが、16-17シーズンはプレーオフ圏内の16位に沈み、ブラウンシュバイクとの決戦に勝利したものの、今季は再び降格の窮地に陥っていた。

 相手は優勝したデュッセルドルフに、第33節で勝利したH・キール。かつてはレギオナル・リーグ(4部相当の地域リーグ)所属が続き、昨季の3部2位でようやく2部昇格。そんな勢いままに1部昇格を狙った気鋭のチームを待ち受けた。

 だが、1996-97シーズン以来となる2部降格となってしまうボルフスブルクが意地を見せた。ホームで迎えた第1戦は3-1で振り切ると、小さなスタジアムを1万人の相手サポーターが埋め尽くした敵地でも、後半30分に先制点。2戦合計3点のリードを守り切り、1部リーグにかろうじてとどまった。

 AFP通信によると、3部から2年連続での昇格を狙ったH・キールのマルクス・アンファング監督は試合後、人目もはばからず涙を流し、「試合終了の笛を聞いて感情があふれ出てしまった」と話したという。

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