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練習場に唯一の個人横断幕…多くの期待を背負うMF大島僚太が語った『感謝』

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合宿初日を迎えた日本代表MF大島僚太

 この日の秋津サッカー場には、合流初日となった日本代表MF大島僚太の個人横断幕が大きく張り出されていた。川崎フロンターレからは唯一の選出。トレーニング中に気付いたという“10番”は「応援してもらえていることに感謝していますし、それに応えられるように頑張らなきゃと思います」と笑みを見せた。

 ここまでの日本代表キャップ数は『3』。敗戦につながる失点に絡んだデビュー戦に始まり、その後は2試合連続の負傷交代中とあり、クラブで見せているようなパフォーマンスを見せられてはいない。だが、大舞台のロシアW杯は目の前。これまでの苦労を見てきたからこそ、サポーターの期待はさらに大きなものとなっている。

 チームメートからは「頑張って来い」と短い言葉で送り出されたという大島。鬼木達監督からは「気持ち」を注入され、短いオフ期間でリフレッシュして合宿に合流。「これから僕自身を分かってもらうのもありますが、チームの方向性は監督が示してくれる。選手が一つになって臨めれば」と自然体で挑もうとしている。

 また、大島にとっては「超えたい存在として、毎日背中を見てやってきた。感謝の気持ちが強い」という元日本代表MF中村憲剛の存在も大きい。中断期間前ラストゲームの試合後、中村は取材陣に「(大島は)もっと怖い選手になってほしい」と話していた。

「それは常に言われていることでもあります。能力の高い選手がいるなかで、アピールするという面では、そういう部分をイメージしながら取り組んでいきたい」。期待を寄せてくれるサポーター、尊敬するレジェンドへの感謝を胸に、まずは6日後のガーナ戦で結果を示す。

(取材・文 竹内達也)

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