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4年前は出場ゼロもロシアでは中心選手に…酒井宏樹「前回よりはチームのためになれる」

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日本代表に合流したDF酒井宏樹

 選出されれば自身2度目となるW杯で、中心選手としての期待が懸かる日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)が合宿5日目となる25日の練習から合流した。

 合流初日ということで軽めのメニューで切り上げたが、終始明るい表情。4月21日に痛めた左膝内側側副靭帯の状況について聞かれると、「まだまだコンディション調整ですけど、明日から普通に入っていくと思います」と話し、戦術練習には最初から参加できそうという見通しを明らかにした。

「内側(側副靭帯)は痛みが取れにくいらしいので、治療しながらですが、右利きですし、試合ではまったく問題ない。しっかり治療して(痛みを)ゼロに戻していきたい」

 負傷についてのコメントでも表情が明るいのは、フランスリーグで充実したシーズンを送ったからだろう。2年目の今季は公式戦50試合に出場し、チームはリーグ4位、ヨーロッパリーグ(EL)では準優勝。来季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)出場権を手中におさめることはできず、ELというビッグタイトルにも届かなかったが、「どの試合もすごく魅力のある試合だった。試合数を多くこなすことはサッカー選手にとって重要なこと。充実していた」と口調は力強い。

 初めてのW杯だった14年ブラジル大会では出場機会がなく、ベンチで悔しさを味わった。「4年前の心境をまったく覚えていないけど、チームの一員であるという意識は前回より増していると思う」と自覚をにじませる。

「今思うと、4年前は自分のレベルがまったく足りていなかった。厳しい環境に身を置いたことで少しはましになったと思うし、前回よりはチームのためになることができるかなという気持ちがある」。3バックの場合は右ウイングバックを任される可能性が高いが、「マルセイユでも3バックをやったことがある。(4バックでも)どちらでも対応できると思われるようにやっていきたい」と意欲を高めていた。

(取材・文 矢内由美子)

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