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「W杯に出場しないとできない」…“2年前”からの成長示そうとする大島僚太

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日本代表MF大島僚太

 2年前の世界大会ではグループリーグで敗退し、悔しさを味わった。当時、U-23日本代表に名を連ねてリオデジャネイロ五輪を戦ったMF大島僚太(川崎F)は、30日のガーナ戦に臨む日本代表に招集され、ロシアW杯出場まで、あと一歩に迫っている。

 リオ五輪ではGL全3試合に出場。高い技術を駆使して攻撃をけん引し、得点機を幾度となく創出した。しかし、チームは1勝1分1敗でグループリーグ敗退となり、大会から姿を消すことに。あれから2年、世界を相手にして感じたのは「個人勝負になってしまうと、身体能力の部分で追い付けないという部分」という大島だが、「数的優位を作ることをうまくできれば、ボールを持ったときは相手につかまらない攻撃、守備も奪いどころを明確にできれば」と組織力で対抗することはできると実感したようだ。

 個人としても、2年前から成長してきたとの自負がある。2年間の成長を世界を相手に示し、「やってきたことを試す」ことは「W杯に出場しないとできない」ものの、「(2年間)やってきたことは、Jリーグでできている実感がある」と自信を覗かせる。

 W杯に出場するためには、合宿でのトレーニング、そして30日のガーナ戦でのアピールが必要不可欠。「最後の選考の場にいられるのは、(W杯の)近くまで来ているのかなと思う」と語る男は、「小さい頃に見た一番大きな大会。憧れの部分はもちろんある」というW杯出場に向けて、最後のサバイバルレースを勝ち抜いていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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