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仏メディア「日本は危機に瀕している」グループHは“力が均衡”も3強1弱と分析

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フランスメディアがロシアW杯のグループHについて分析

 ロシアW杯開幕まで3週間となり、フランスメディアが各グループの展望記事を公開した。その中で、グループHの日本代表は勝ち上がりが最も期待薄だと分析している。

 フランス『Europe1』はグループHについて「H組の勝ち上がり2席を争うのは、ポーランド、コロンビア、セネガルの3チーム」という見出しで日本の苦戦を予想している。

「グループHは、おそらくロシアW杯の各グループで最も力が均衡している組だ。ロベルト・レバンドフスキのポーランド、ラダメル・ファルカオのコロンビア、サディオ・マネのセネガルが有力と見られる。日本については、バヒド・ハリルホジッチ監督を更迭したことにより、明らかに勢力は縮小した。危機的状況にあることは間違いない」

 グループの勢力図については「ポーランドはデンマークを含んだグループにありながら、容易に欧州予選を勝ち抜いた。16年ぶりのW杯本大会ながら、この中では最も上位と見られる」と、ポーランドが1位通過の有力候補だと伝えた。

「コロンビアは3月にフランスから勝利し、ファルカオとハメス(ロドリゲス)が率いるカフェテロス(コロンビア代表の愛称)は、4年前と同様に上位へ進むチャンスがある」

 セネガルについては「ポーランドと同様に16年ぶりにW杯に出場するセネガルも、力は備えている。リバプールのサネはもちろん、イドリッサ・ゲイェ、エムベイエ・ニアン、ムサ・ソウなどスター選手を抱えている。ポーランド、コロンビアが勝ち点を取りこぼした場合、セネガルがそのチャンスにつけ入ることとなるだろう」と紹介し、グループHのアウトサイダー的存在であると説いている。

 その一方で日本について「W杯の出場権を獲得したにもかかわらず、ハリルホジッチ監督は権威主義な面を理由に批判の対象となり、解任の憂き目に遭った。日本は絶望的な状況から浮上を目指しているが、2002年、2010年と同様に勝ち上がるためには、とてつもないミラクルを起こす必要がある」と、グループHでは地力が最も劣ると伝えている。

 W杯2か月前に指揮官交代に踏み切ったこともあり、やはりヨーロッパメディアも日本については苦戦が避けられない状況だと見ているようだ。

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