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ドイツ代表DF陣を3人抜き…ヘルタのベストゴール候補に原口アシスト「一見の価値あり」

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ロシアW杯でも活躍が期待されるFW原口元気

 ヘルタ・ベルリンが2017-18シーズンのベストゴール候補を発表した。そのうちの一つに、現在はデュッセルドルフに期限付き中のFW原口元気のプレーが選出。アシストという形での貢献となったが、公式サイトは「一見の価値あり」と見事なドリブルを称えている。

 ベストゴール候補は、今季43得点のうち5つ。序盤5試合で4ゴールを挙げたMFマシュー・レッキーの2ゴールの他、スロバキア出身の23歳MFオンドレイ・ドゥダ、MF長谷部誠のヒジ打ちを受けて注目されたFWデイビー・ゼルケ、コートジボワール代表MFサロモン・カルーのゴールが選出された。

 中でも注目すべきはO・ドゥダのゴールシーン。決まったのは昨年10月1日に行われたブンデスリーガ第7節のバイエルン戦だった。序盤に2点を先制されたヘルタは5連覇中の王者に敗色濃厚の展開。だが後半6分、この日が今季初先発となった日本人MFが後ろ向きなムードを打破して見せた。

 ゴール正面やや左でパスを受けた原口は、迷わずカットインを開始。プレスに来たMFヨシュア・キミッヒ、DFジェローム・ボアテングを一気にかわすと、右サイドをえぐってDFマッツ・フンメルスも抜き去る。PA右からフリーで中央を向き、クロスにO・ドゥダが落ち着いて合わせた。

 この後、さらに1点を追加したヘルタは2-2の引き分けに持ち込み、絶対王者から勝ち点1を奪取。原口のプレーがチームの雰囲気を一変させた。翌週の試合でも先発を果たした原口は一発退場処分を下され、その後は満足に出番を得ることができなかったが、クラブの歴史に残るプレーを見せたのは間違いなさそうだ。

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