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「柔道では禁止。なのにフットボールでは…」 欧州柔道連盟、S・ラモスの『脇固め』に重い指摘

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DFセルヒオ・ラモスとFWモハメド・サラーが交錯

 ヨーロッパ柔道連盟は27日、UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)決勝でのプレーについて、異例の声明を発表した。対象となったのはDFセルヒオ・ラモス(R・マドリー)とFWモハメド・サラー(リバプール)が交錯した場面。「脇固めは危険な技術」と警鐘を鳴らしている。

 欧州CL決勝ではレアル・マドリーリバプールが対戦。前半26分、戻りながらボールを受けようとしたサラーに対し、S・ラモスは左腕を抱えるような形で対応。そのまま2人はピッチに倒れ込むと、左肩を痛めたサラーはプレーを続けることができなくなった。

 このプレーはノーファウルで流されたが、各所から危険なプレーだと指摘が寄せられており、データサイト『オプタ』フランス語版ツイッター(@OptaJean)は「柔道」と皮肉的な投稿も。これを受けたものかは不明だが、競技の統括を行うヨーロッパ柔道連盟のツイッター(@europeanjudo)も反応した。

「脇固めは危険な技術です。なぜなら柔道でも、寝技に移る際に使うことは許されていません。欧州CL決勝での、このファウルについてどう思いますか?」。画像にはS・ラモスがサラーの腕を抱えるシーンが映っており、「腕固めは柔道でも禁止。なのにフットボールでは欧州CLで勝つために良しとされている」という文言が記されている。

 なお、国際柔道連盟のルールに従うと、立ち技からの脇固めは重大な反則。「注意」や「警告」よりも重い「反則負け」となっている。

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