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ゴールマウスの重圧を知る者として…リバプール控えGKミニョレ「すべてのGKがカリウスの仲間だ」

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リバプールGKロリス・カリウスとGKシモン・ミニョレ(写真奥)

 リバプールの控えGKシモン・ミニョレは決定的をミスを犯した同僚をかばうコメントを述べたようだ。「もし彼が話したければ、私はそばにいることだろう。すべてのゴールキーパーは彼の仲間だ」。現地メディア『BBC』の記事では、結果を左右する重大なポジションを担う者として、寄り添う気持ちを示している。

 リバプールの正GKロリス・カリウスは欧州CL決勝のレアル・マドリー戦に先発した。だが後半6分、投げたボールをFWカリム・ベンゼマにカットされて不用意な形で先制を許すと、同38分にはFWガレス・ベイルのシュートを弾くことができず3失点目を献上。試合は1-3で敗れてしまった。

 試合後、涙が止まらないカリウスは大勢のサポーターが集まったスタンドに向けて、謝罪を示すジェスチャーをした。これにはサポーターも胸を打たれたようで、大きな拍手で激励の意志をアピール。その他、ユルゲン・クロップ監督や主将のMFジョーダン・ヘンダーソンも擁護の言葉を述べていた。

 また、ベンチで見ていたミニョレにとっては、かつて自身が担っていたポジションに立つ後輩に特別な思いがあった様子。「私はかつてこんな状況にいたことがある。ただ一つ彼に伝えたのは『われわれが決勝にたどり着いたのか、なぜわれわれが決勝でプレーできたのか、それを考えてみてほしい』ということだ」。シーズンを通じた貢献を熱い言葉で伝えたようだ。

 また、「リバプールは団結を示すし、『全てが共にある』という立場を示す。それはわれわれの理想というだけでなく、これまでの歴史であり、これからずっと続いていく未来なんだ」とクラブの理念を強調。4年間にわたってリバプールのゴールを守り続け、大舞台に立つ重圧を知る30歳が若き守護神の背中を押している。

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