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中山雄太をボランチ起用…U-21代表、三好弾で先制もトゥーロン初戦はトルコに逆転負け

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先制点を決めたU-21日本代表MF三好康児

[5.28 トゥーロン国際大会C組第1節 U-21日本1-2U-21トルコ フランス]

 U-21日本代表は28日、トゥーロン国際大会C組第1節でU-21トルコ代表と対戦。前半をスコアレスで折り返した試合は、後半4分にMF三好康児(札幌)の得点で日本が先制したものの、同21分にトルコに追い付かれると、同35分に勝ち越しゴールを許して1-2の逆転負けを喫した。黒星スタートとなった日本は31日の第2戦でポルトガルと対戦する。

 A代表コーチを兼任する森保一監督がA代表に同行しているため、トゥーロン国際大会は横内昭展監督代行が指揮を執る日本は3-4-2-1のシステムを採用。GKに山口瑠伊(エストレマドゥーラ)、最終ラインは右からDF椎橋慧也(仙台)、DF冨安健洋(シントトロイデン)、DF板倉滉(仙台)、ボランチにキャプテンマークを巻くMF中山雄太(柏)とMF井上潮音(東京V)、アウトサイドは右にMF藤谷壮(神戸)、左にMF初瀬亮(G大阪)、シャドーに三好とMF森島司(広島)、そして1トップにはFW小川航基(磐田)を配置した。

 日本はボランチに入った中山がボールによく絡み、長短織り交ぜたパスでトルコ守備を攻略しようと試みるが、なかなかフィニッシュまでは持ち込めない。前半14分にはトルコにゴールを脅かされるが、板倉のマークをかわしてFWアリジがPA外から放った左足のシュートはクロスバーを叩いて難を逃れる。同17分には日本が好機を創出。井上の縦パスを受けた中山のスルーパスから抜け出した小川が右足で狙うも、GKシェンゲゼルに阻まれてしまった。

 押し込む時間帯が長かった日本はゴールを奪えずに0-0のまま後半を迎えるが、同4分に先制に成功する。センターサークル内でルーズボールを拾った森島がドリブルで一気に前線に運び、右サイドからPA内に走り込んだ三好にパスを送ると、ボールを受けた三好が左足シュートでゴールを陥れてスコアを1-0とした。

 前半13分には日本ベンチが動き、井上に代えてDF杉岡大暉(湘南)を投入。板倉がボランチの位置に移り、杉岡が左CBの位置に入った。しかし同21分、山口がPA内でつなごうとしたボールが杉岡とは合わず、アリジに奪われて中央に送られた流れからネットを揺らされ、トルコに同点に追い付かれてしまう。

 同点に追い付かれた日本は後半27分、小川に代えてFW田川亨介(鳥栖)をピッチへと送り込む。すると同32分、トルコが右サイドから送ったクロスに対応しようとした杉岡がPA内でハンドを犯してしまい、PKを献上。しかし、FWカナツスクシュのシュートを山口が足でストップして勝ち越し点を許さず。直後の同34分には森島に代えてMF遠藤渓太(横浜FM)を投入する。

 だが後半35分、トルコに細かくパスをつながれて日本の左サイドを突破されると、クロスの流れから勝ち越しゴールを許してしまう。その後、日本は同38分に椎橋に代えてFW上田綺世(法政大)を投入して同点に追い付こうとするも、スコアはそのまま動かず。トゥーロン初戦は1-2の逆転負けを喫することになった。

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