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関東の強豪大学練習施設に潜入取材。FW上田ら代表、選抜多数の法政大の寮、グラウンドは…

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朝7時から練習に励む法政大

 関東大学サッカー1部の強豪チームはどのような環境で成長を目指しているのか。グラウンド、部室、サッカー部寮……。関東大学サッカー連盟、各大学の協力によって、大学進学を控えた高校生たちにとっても貴重な情報を教えてもらってきたぞ。第1回は昨年の第41回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント優勝チームでU-21日本代表FW上田綺世(2年=鹿島学園高)やU-19日本代表FW飯島陸(1年=前橋育英高)ら年代別日本代表、大学選抜選手を多数擁する法政大だ。

■サッカーに集中できる環境。人工芝グラウンド



 神奈川県相模原市緑区にある法政大城山グラウンド。全面人工芝のサッカー場だ。毎日、選手たちは1限前の朝7時からトレーニングを行っている。


 




 緑に囲まれた場所。サッカー場の隣には馬場なども。サッカー場には「充実している」と噂のベンチやスタンドも。



 部員は1年生から4年生まで合わせて50人ほど。Aチームが半面、残りの半面をBチームが活用していた。




■年代別日本代表選手たちが切磋琢磨する場

 U-21日本代表のFW上田綺世(2年=鹿島学園高)やU-19日本代表GK中野小次郎(2年=徳島ユース)らが汗を流していた。






 練習では主力選手たちがポゼッションからレベルの高さ感じさせる動き。意見を交換しながら集中して練習に取り組んでいた。1年生ではリーグ戦で試合に出続けているFW田中和樹(浦和学院高)らが練習から存在感。選手権優勝の前橋育英高の主将で、日本高校選抜でも主将を務めたMF田部井涼はリハビリに取り組んでいた。

■1年生は注目選手揃い



 インタビューに応えてくれた1年生4人衆。左からFW飯島陸(前橋育英高)、DF蓑田広大(青森山田高)、MF田部井涼(前橋育英高)、MF松井蓮之(矢板中央高)。いずれも日本高校選抜候補。

■“プロ予備軍”のタレントたちが暮らす寮は?


 “プロ予備軍”のタレントたちが暮らすサッカー部寮。グラウンドから徒歩数分の位置にあり、選手たちは同じく徒歩数分の位置にある法政大多摩キャンパス(東京都町田市)に通っている。




 生活感溢れすぎている蓑田の部屋(授業前の時間に突然お邪魔しました。ありがとうございます!)。練習後、すぐに寮内で食事を取って蓑田は授業へ向かっていた。整理整頓された筋トレルームではミーティングで活用されることもある。
 
 元日本代表MF水沼貴史氏や前橋育英高を高校日本一に輝いた山田耕介監督、昨年度のインカレ日本一・流通経済大の中野雄二監督らもOB。現役選手では仙台DF永戸勝也や山形MF本田拓也らが法政大からプロで活躍している。近年、レベルの高い競争を求めて好選手が集まってきている法政大は、大学のリーグ戦や全国大会、代表チーム、卒業後にJリーグで活躍する選手がさらに増えていきそうだ。

(取材・文、写真 吉田太郎)
●第92回関東大学L特集

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