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[MOM2525]前橋育英MF長澤壮竜(3年)_ファイナル導く意地の2ゴール! Bチームで奮闘中の“青赤印”

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2得点を決めた前橋育英高MF長澤壮竜(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[6.3 関東大会準決勝 前橋育英高2-1東海大相模高 前橋フットボールセンターA]

 再びAチームに返り咲くため、持ち場を奪った仲間のため、そして何より“あの背中”に追い付くため――。前橋育英高MF長澤壮竜(3年)はさまざまな思いを背負い、Bチームが参戦する関東大会のピッチに立っている。東海大相模高との準決勝では意地の2得点。「悔しさもあるし、モチベーションは高い」と素直な気持ちで自らの立場と向き合っているようだ。

 Aチームのメンバーとして高円宮杯プリンスリーグ関東を戦っていた長澤だったが、Bチームが関東大会県予選を勝ち抜いたのを機に“格下げ”となり、本大会に参戦する集団の一員に加わった。「自分は開幕からトップチームにいて、試合にも出ていたのに、結果が出せなかった」。まさに挫折を経験している最中だ。

 ただ、このレベルではさすがのプレーを見せている。決勝進出を懸けた準決勝、後半3分のPKを落ち着いて決めると、同16分には左足ミドルシュートで見事なゴラッソ。「あのポジションで、ああいったプレーを求めている」とBチームを指揮する櫻井勉コーチ。2得点を決めていても「本来は80分間とおしてキレのあるプレーをしてほしい」と評されるのは信頼の証だろう。

 また、長澤自身もここでの結果に満足する様子はない。「いざ自分がこっちに来た時に、県大会を戦ってくれた選手がメンバーを外れてしまった。そういった選手たちが納得するプレーを自分がしないといけない」と仲間の思いも背負い、「インターハイでは自分がチームの底上げに貢献したい」と自らの浮上のチャンスもつかみ取る構えだ。

 兄のMF長澤皓祐(筑波大4年)と共にFC東京アカデミー出身だが、自身は2年前にユースへの昇格を逃した。「県外でも良いから、強いところに行ったほうが良いとアドバイスされた」。兄の同期であるMF鈴木徳真(同4年)の存在が大きく、群馬の名門である前橋育英の門を叩いた。

 入学して2年余り。先輩方は全国高校選手権で準優勝、優勝という華々しい成績を残してきた。「良い背中を見せてもらったので、自分たちが見てきたものをピッチで表現したい」。夢の舞台で活躍するのが目標だ。そのためにはまず、目の前のチャンスを生かすことが大切。「ここまで来たので優勝して、その結果を大事にしたい」と4日の決勝に向けて意気込んでいる。

(取材・文 竹内達也)

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