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少ないチャンスをモノに…武藤「そういう体になっている」

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決定力が期待されるFW武藤嘉紀

 求められる役割は分かっている。日本代表西野朗監督は5月31日のメンバー発表会見でFW武藤嘉紀(マインツ)の名を挙げ、「総シュート数は多くないが、得点率はブンデスの中でも非常に高い」と、その決定力に期待を寄せた。

 3日の練習後、報道陣からそのことについて聞かれた武藤は「マインツだったら1試合にワンチャンス、ツーチャンスあるかどうか。その中でモノにしないといけない」と認める。実際、今季キャリアハイの8得点を奪ったが、シーズンで放った総シュート数は37本で、得点率は22%。この数字は127本のシュートで29得点を挙げたポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)の23%と遜色ない。

 5月30日のガーナ戦(0-2)は後半開始から途中出場し、3度の決定機に顔を出したが、3本のシュートはいずれも得点に結びつかず。「点を取らないとFWで使われている意味はない」と悔しさをにじませた。

 1トップではFW大迫勇也がエース格として君臨し、W杯本大会でも途中出場やオプションとしての2トップ起用など、限られた出場時間になる可能性はある。だからこそ指揮官も「彼はボックスの中でのシュートの成功率は非常に高く、チャンスが少なくてもゴールできるスタイルの選手。彼のような嗅覚を持っている選手も必要と考えている」と期待する。

「こないだ(ガーナ戦)はモノにできなかったけど、強い相手に(少ないチャンスを)モノにする準備というか、そういう体になっている」と自信をのぞかせた武藤。「口だけでなく、結果で証明しないといけない」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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