[6.3 国際親善試合 ブラジル2-0クロアチア]

　W杯を目前にブラジル代表のエースが復活した。パリSGに所属するFWネイマールは2月25日のリーグ1第27節・マルセイユ戦で負傷。右足首捻挫および第5中足骨骨折のため、約3か月の治療期間が必要となっていた。

　W杯に照準を合わせたネイマールは、シーズン終盤を治療に専念。そして、本大会開幕直前で見事カムバックを果たした。クロアチアとの親善試合では後半開始から途中出場すると、後半24分には得意のドリブルでPA左に進入。相手守備陣に囲まれながらも、鋭い切り返しで翻弄し、右足シュートで豪快に先制点を挙げた。

　試合後、ネイマールは実戦復帰について、「戻ってきたこと、そして私が最も愛するサッカーをプレーすること、さらに得点まで決めたこと、とても大きな喜びです。私は本当に幸せだ」と思いを爆発させた。しかし怪我はいまだ完治には至っていないようで、「まだ少し痛いんだ。本調子まで今は80%くらいだと思う」と小さな不安要素も打ち明けている。

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