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スイス戦先発の可能性高まる昌子が突き詰めたいセットプレーの精度

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セットプレーの確認をするDF昌子源

 多くの時間を割いて練習したセットプレーについて日本代表DF昌子源(鹿島)が熱く語った。「サッカーはセットプレーで点が入ると楽。セットプレーは攻撃面で自分たちが好きなことができる、サッカーでは唯一の時間ですから」。そう切り出し、セットプレーの留意点をよどみなく語った。

「まず同じところに入ってはいけない。ニアやマイナスのところには必ずいなければいけないし、各ポイントに必ず入りたい」。その中で、特に力を込めたのは、相手より先にボールに触ることの重要性だ。

「相手より先に触らないことには始まらない。(相手のレベルが)上にいけばいくほど、セットプレーは強い。特にストーンに入る選手は身体能力が高く、普通のジャンプが高いので、キッカーとのタイミングもこういう練習で合わせていきたい」

 状況に応じて人数を増やすことにも言及した。「絶対に相手より先に触りたいときはニアに2枚入ることも必要。ストーンとつぶれるくらいでもいい」。試合終盤にスコアがビハインドとなっている場合などは、ボックス内に入る人数を増やすことも考えられるとする。

「ガーナ戦ではセットプレー2発でやられている。止まったプレーでやられるのは、メンタル的にもきつい」。だからこそ、セットプレーで点を取れれば楽なのだ。

 3バックを採用した5月30日のガーナ戦(0-2)では出番がなかったが、ゼーフェルト入りしてからは4バックのフォーメーション練習で主力組に入る機会が多くなっており、8日のスイス戦(ルガーノ)では先発もありそうだ。

「(吉田)麻也くん、槇野くん、ナオ(植田)。だれと組んでも初めてではない。相方がだれでも、クセもストロングもウィークポイントも分かっているつもり。頭はクリアになっている」。満を持して出番を待つ。

(取材・文 矢内由美子)

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