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戦術練習なしの異例調整も東口「そういう日も必要」

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セットプレーの重要性を語るGK東口順昭

 シンプルなボールに合わせるセットプレーの練習にほとんどの時間を割いたことで、戦術練習の進捗度合いを不安視する声も出る中、日本代表GK東口順昭(G大阪)は「昨日の練習が負荷の高い内容だったので、今日は最後の精度のところの練習だったのだと思う」と、指揮官の意図を代弁するように語った。

「戦術練習で詰めなければいけないところはたくさんあると思うけど、焦ってもしょうがない。最後の精度が合わなかったら戦術もクソもない。そういう日も必要なんじゃないですか」

 そもそもセットプレーの重要性は言うまでもない。「守備のときは集中力を高くやらなければいけないし、攻撃ではそれで試合が決まる可能性もある。セットプレーの比重は高い」と東口は言う。

 日本が点を取るにはどのようなセットプレーが良いのか。これについては「どのチームも日本より(身長が)高いので、低くて速いボールに先に触ることだと思う」と語った。

 現時点で正GKは川島永嗣だが、西野朗監督は8日のスイス戦(ルガーノ)と12日のパラグアイ戦(インスブルック)で全選手を起用する方針を示しており、スイス戦で東口が先発する可能性もある。

「今はまだ自分たちがどう戦っていくかというところにフォーカスしていると思う。まだW杯の試合というところまでは行っていないかな。2試合あるので、1試合1試合を大事に、自分たちが戦術を詰めていけば、より良い雰囲気になっていくと思う」と自然体の中で闘志を燃やした。

(取材・文 矢内由美子)

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