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「明日あたりはかなり…」FW武藤が感じる予感

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日本代表FW武藤嘉紀

 ピッチに立てば、自分の求められる役割をこなす。そして、何よりもゴールを狙う――。自身のコンディションに手応えを感じる日本代表FW武藤嘉紀は、翌8日のスイス戦で貪欲な姿勢を見せようとしている。

 7日に発表されたFIFAランクで日本の61位に対し、6位のスイスは格上とも呼べる相手。力関係をしっかりと理解しているからこそ、武藤は「自分たちがポゼッションで支配できるかと言われたら、多分難しい。相手が強ければ強いほど、つなぐ時間もボールを持つ時間も少なくなると思う」と試合をイメージする。だからこそ、まず重要になるのが守備になる。

「守備で全員が全力でプレスをしっかりかけ、泥臭くやる。それがあってこそのポゼッションだったり、自分たちの攻撃につながると思うので、そこははき違えずにやっていきたい」

 そして守備に回った際、1トップの位置に入る武藤は「自分のプレスからハメていかないといけない」と守備のスイッチ役として、自らに課せられる任務を遂行しようとしている。「自分が行くのか、行かないのか中途半端になってしまうと、チームとして後手後手になってしまうので、自分のところからしっかりとプレスをしないといけない」。

 当然、守備も求められるし、組み立てでの貢献も求められる。だが、「FWである以上」と力を込めたように、何よりもゴールという結果が求められる。苦しい時間帯もあり、チャンスの数も限られるだろう。しかし、「大舞台でチャンスはなかなか回ってこないと思うけど、チャンスが回ってきたときに決め切らないといけない。体は疲れていても頭だけはしっかりとクールに維持したい」と視線を鋭くさせた。

「かなりオーストリアで追い込んだし、明日あたりはかなり良い状態になっていると思う」とコンディションに自信を持つアタッカーは、「やっぱり決めにいかないといけない。出場できれば点を取りたい」と自身の存在価値を証明するゴールを貪欲に狙う。

(取材・文 折戸岳彦)

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