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槙野が掲げるスイス戦のテーマ「自分たちからアクションを起こす守備を」

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西野監督の指示を聞くDF槙野智章

 オーストリア合宿で取り組んでいることが徐々に形になっていることに手応えを感じている。日本代表DF槙野智章(浦和)は8日のスイス戦(ルガーノ)を翌日に控え、「明日はいろいろな選手が試されると思うが、チームのベースとなるものを見せたい」と意気込んだ。

 見せたいというのは、3バックで挑んだ5月30日のガーナ戦(0-2)の後半に一端を示すことに成功した、相手の陣形にハメてプレスをかけ、高い位置でボールを奪ってショートカウンターに持ち込むという戦いだ。

「オーストリアに来てから前線と後ろの共通意識が高まっている。前から行くのか、下がるのか、意思統一はしっかりしている。引いて守るシーンもあるかもしれないけど、前からいくシーンを出したい。自分たちからアクションを起こせる守備を出していきたい」

 FIFAランキング6位のスイスは攻撃陣に個の能力が高いFWハリス・セフェロビッチやMFジェルダン・シャキリら強力なタレントをそろえ、守備陣も失点が極めて少ない。時間帯によっては押し込まれることも想定しなければならないだろう。

「苦しい時間帯はあると思う。そこでどういうゲームプランを描くか。苦しくても失点しないこと。我慢することが試される」。そんな覚悟もある。西野監督が試合の中で4バックから3バックにシステムを変更することも想定し、どんな状況でもしっかり対応することが槙野のテーマだ。

(取材・文 矢内由美子)

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