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レアル退団でいよいよC・ロナウド争奪戦勃発へ…深まるペレス会長との溝

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FWクリスティアーノ・ロナウドの退団が現実味を帯びている

 レアル・マドリー退団の意向を示しているFWクリスティアーノ・ロナウドはその決断を撤回することはないようだ。世界最高の選手が市場に流れることになり、フランス(パリSG)、イタリア(ユベントス、ミラン、インテル、ローマ)、イングランド(マンチェスター・ユナイテッドなど)は争奪戦に向かう。

 ポルトガル『レコード』によると、C・ロナウドが退団の意志を固めた最大の決め手は“約束”が守られなかったことだった。2016-17シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)後、フロレンティーノ・ペレス会長は、ライバルであるFWリオネル・メッシやFWネイマールに支払われている額と同じレベルの給与を含む契約更新を約束していた。

 しかし、ペレス会長からC・ロナウドに電話がきた際、約束については何も語られなかった。契約書にはその約束のことが記されていなかった。最後のチャンスは5日、代理人ホルヘ・メンデス氏とペレス会長が話し合ったが、ここでも成果はなかった。

 C・ロナウドは今季まで8年連続でリーグ40ゴール超えを記録。CLでは7年連続2桁得点を挙げ、史上初の通算100ゴールに到達するなど快挙を成し遂げ、タイトル獲得に貢献してきた。それでも、クラブの功労者であるエースに対してペレス会長はこれまで一度も具体的な金額の口頭合意を行っていないほか、同会長はC・ロナウドの活躍について称賛するような言葉を発していない。

 C・ロナウドに支払われている給与は、世界最高給の選手に比べてかなり少ないのが現状である。金銭面以上に、敬意が示されていないことをC・ロナウドは問題視している。スペインのジャーナリストや代理人たちによると、ペレス会長とC・ロナウドの関係は奇妙なものだという。関係が冷めきっているというだけでなく、C・ロナウドの影響力に嫉妬しているのではないかという声もある。

 ペレス会長は初めて会った瞬間からC・ロナウドと反りが合わなかったというが、その傾向はますます強くなっている。同メディアは現時点でC・ロナウドの退団は避けられそうにないと伝えている。

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