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FW大迫が感じた課題は「うまく走らされた」こと

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日本代表FW大迫勇也

[6.8 国際親善試合 日本0-2スイス ルガーノ]

 予期せぬ形でピッチを去ることになった。前半35分に相手選手と接触した際、腰を強打した日本代表FW大迫勇也は同39分に「横の動きがすごく痛かった」とピッチ上に座り込んでしまい、プレー続行不可能と判断されてFW武藤嘉紀との交代を余儀なくされた。

「攻守において、まずは守備から入る時間が多くなることは皆分かっている」。4-2-3-1の最前線に入った大迫は、相手ボールボルダーにプレッシャーを掛けて自由を奪い取ろうとする。しかし、「うまく走らされたところが課題」と振り返ったように、FIFAランク6位スイスの素早いパスワークに翻ろうされてしまった。

「相手のレベルが上がってくると、いなされて、もう一回行かないといけないところがあって、きつさは感じた」

 しかし、「ハマったときはハマった」と高い位置でボールを奪う場面も少なからずあった。攻撃権を奪い取り、そこから攻撃に転じたいところだったが、「守備で走らされて、ボールを取ったときになかなか…」と体力を削られたこともあって、攻撃のギアを簡単には上げられない。

 敵陣深くまでボールを運びながらも、フィニッシュには持ち込めなかったこともあり、「ボールを持ったときのアイディアも必要」と語りつつも、「まずはしっかりボールを取って、ゴールに向かうことが大事」と守備の重要性を強調。良い攻撃は、良い守備から――。格上との対戦が続くW杯本大会に向けて、まずは守備を整備したいところだ。

(取材・文 折戸岳彦)

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