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“8年前”と状況が似ていても…長谷部「何の保険にもならない」

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日本代表MF長谷部誠

[6.8 国際親善試合 日本0-2スイス ルガーノ]

 8年前と状況が似ている。当時を知る日本代表MF長谷部誠だが、同じようなことが起きる保証はないと厳しい口調で答えた。

 スコアレスで試合が進む中、前半40分に献上したPKを沈められて先制を許してしまうと、反撃を試みようとも攻撃の形を作れずになかなかフィニッシュまで持ち込めない。すると後半37分には自らのCKからカウンターを浴びて一気にボールを運ばれると、追加点を奪われて0-2の完封負けを喫した。

 キャプテンは「守備面で良くなっている部分はある」と答える一方で、「PKとCKのカウンターからなので勝負弱さが出てしまっている」と失点場面での課題を挙げる。特に2失点目のカウンターを浴びた場面では、「全員の戻りが遅いし、そういう部分はお互い厳しくやっていかないといけない」と表情を厳しくさせた。また、無得点に終わった攻撃についても、「最後のアイディアや精度が明らかに欠けている」と指摘している。

「自分たちが自信を持つ、そして自分たちが取り組んでいることに対して手応えをつかむには勝利が一番ほしかった。そういう意味で今日の敗戦は非常に残念な気持ちが強い」

 2試合連続の完封負け。W杯イヤーに入ってから1分3敗と白星から遠ざかっている。この状況が、ベスト16に進出した10年南アフリカ大会前の状況と似ており、同大会前の強化試合では4連敗と結果を残せていなかった。しかし、長谷部は「自分の中で何の保険にもならない」と、大会前の状況が似ていることが、同様の結果が出ることにつながるわけではないと答えると、「今できることをやっていき、さらに突き詰めないといけない」と視線を上へと向けた。

(取材・文 折戸岳彦)

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