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「85%くらい」を反省する酒井宏「100パーセント止めないと」

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日本代表DF酒井宏樹

[6.8 国際親善試合 日本0-2スイス ルガーノ]

「自分なりに調整はしていた」。左ヒザを負傷した影響で5月30日のガーナ戦を欠場していた日本代表DF酒井宏樹がピッチに戻ってきた。

 出番が巡ってきたのは1点のビハインドを背負って迎えた後半10分だった。定位置となる右SBの位置にDF酒井高徳に代わって入ると、対面する相手に激しく体を寄せて自由を奪い取るだけでなく、攻撃に移ればダイナミックな動きで前線へと駆け上がって好機を生み出そうとした。「久々の試合だったけど、割と体も動いたという収穫はあった」ものの、悔やまれる場面もあった。それが後半37分の失点シーンだった。

 CKからカウンターを浴びると、前線に上がっていた酒井宏は自陣へと猛然と戻る。ロングボールを受けたMFジェルダン・シャキリがワンツーでPA内に侵入すると、スライディングでクロスのコースを完全に切ったと思われたが、粘り強くボールキープされて上げられたクロスの流れから2失点目を喫してしまった。

「85パーセントくらいは止めていたけど、100パーセント止めないと。あそこで上げられて失点してはダメ。シャキリもうまかったけど、(本大会では)ああいう相手ばかりなので、そういうところを止められるようにしたい」

 久々のピッチで悔しさも味わった。だが、負傷明けということもあり、コンディションは100パーセントではない。「コロンビア戦に向けて」と強調するように、19日に迫るW杯初戦に向けてコンディションを100パーセントへと近づけていく。

(取材・文 折戸岳彦)

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