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興梠2発も実らず…甲府、小塚のアウェーゴールで浦和撃破!2戦合計3-2で11年ぶりベスト8

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甲府が決勝トーナメント進出

[6.9 ルヴァン杯PO第2戦 浦和2-1甲府 埼玉]

 ルヴァン杯は9日、プレーオフステージ第2戦を行った。埼玉スタジアムでは浦和レッズヴァンフォーレ甲府が対戦し、2-1で浦和が勝利。しかし、2戦合計3-2と甲府が第1戦のリードを守り抜き、2007年以来、11年ぶりの決勝トーナメント進出を決めた。

 2日に行われたアウェーでの第1戦を0-2で落とした浦和は、その試合から3人を変更。第46回トゥーロン国際大会に出場しているU-21日本代表から呼び戻したDF橋岡大樹の他、MF阿部勇樹とMF山田直輝も先発起用された。対する甲府は、2人を変更。DFエデル・リマとFW金園英学に代え、DFビョン・ジュンボンとFW堀米勇輝を先発で送り出した。

 ホームの大声援を受け、立ち上がりから攻め込む浦和。前半19分、ハーフェーライン付近でボールを奪い、山田のパスを受けたFW興梠慎三が斜めのドリブルから左足を一閃。DF今津佑太の股下を抜けたシュートがゴール右隅に吸い込まれ、先制に成功した。さらに24分、MFマルティノスがPA右のスペースへ浮き球パス。これに反応した興梠がループシュートを決め、2-0。2戦合計2-2で振り出しに戻した。

 立て続けに失点した甲府だが、前半27分に貴重なアウェーゴールを奪う。ビョン・ジュンボンが前線に出したパスにFW森晃太が反応。一度はDFマウリシオに奪われるが、森が諦めず追い続け、PA内でこぼれたボールをMF小塚和季が体を投げ出してゴールにねじ込み、2戦合計3-2で再び優位な状況に立つ。

 浦和は前半終了間際のアディショナルタイム2分、FW武藤雄樹の左CKからニアに飛び込んだ山田がヘディングシュート。これはGK河田晃兵の手を弾いてクロスバーを叩き、絶好のチャンスを逃した。

 アウェーゴールを許したため、2点が必要な浦和は後半開始からマルティノスに代え、MF柏木陽介をピッチに送り出す。だが、なかなかチャンスを作れないでいると、浦和のオズワルド・オリヴェイラ監督は11分に武藤を下げ、FW李忠成を投入した。

 甲府は後半15分に2枚替え。森と堀米に代え、FW田中佑昌とFWリンスと攻撃的な選手を送り込んだ。すると、19分にビョン・ジュンボンの縦パスを受けた小塚がPA左手前から左足を振り抜く。しかし、GK西川周作の手を弾いて左ポストを叩き、突き放すことはできなかった。

 直後に浦和は阿部に代えてMF武富孝介を投入。3枚の交代カードを使い切った。敵陣でパスを回し、ボールの主導権を握るものの、最後のところで精度を欠き、1点が遠い。すると甲府は35分、PA右から田中がクロスを入れ、ファーサイドのMF高野遼が頭で落としたボールをリンスが右足ボレー。決定機だったが、橋岡のブロックに阻まれた。

 甲府は後半43分に小塚を下げ、DF道渕諒平を投入。集中した守りで浦和に反撃を許さず、逃げ切りに成功した。試合は1-2でタイムアップ。甲府は敗れたものの、第1戦のアドバンテージをいかし、2戦合計3-2で準々決勝に駒を進めた。

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