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“矛盾対決”は山口に軍配、決勝点のMF山下敬大「レノファらしいサッカーが勝利に」

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[6.9 J2第18節 山口1-0岡山 みらスタ]

 J2リーグは9日、第18節を行った。維新みらいふスタジアムではレノファ山口FCファジアーノ岡山による“中国ダービー”が開催され、1-0で山口が勝利した。

 山口の得点数はリーグ2位の『32』、岡山の失点数はリーグ最少の『13』と“矛と盾”の戦い。岡山は前半7分、FW仲間隼斗がうまく相手のギャップをついてFW赤嶺真吾のパスを受け、PA右からフリーで右足を振り抜くが、わずかに枠を外れる。山口は30分、DF前貴之がPA左へ進入し、低い弾道の鋭いシュートを放つが、GK一森純のファインセーブに阻まれた。

 試合が動いたのは前半33分だった。山口は右サイドからMF池上丈二がクロスを供給すると、ニアに入り込んだMF山下敬大が頭で合わせ、ゴール右隅に突き刺した。先制に成功した山口だが、41分にアクシデント発生。アシストした池上が足を痛め、MF大崎淳矢との交代を余儀なくされた。

 後半は一進一退の攻防が続いた。岡山は前半より縦パスが入るようになり、ゴールに迫る回数を増やしていくが、切り替えが遅いのかカウンターを受けるシーンが目立った。対する1点リードの山口は、FWオナイウ阿道を中心に積極的にシュートまで持ち込んだが決めきれず。23分には、FW高木大輔に代えてMF佐藤健太郎を投入。左外側半月板断裂から復帰を果たした。

 その後も互いに死力を尽くして戦ったが、得点は決まらないまま、1-0でタイムアップ。山口を勝利に導いた山下は、試合後のインタビューで「自分が点を取ったが、みんなが攻守で走ってくれた。みんなで掴み取った勝利だと思う。素晴らしいボールが来た。決めることができて良かった。“レノファらしい”サッカーを全力でやることを心掛けた。それが勝利につながった」と喜んだ。

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