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逆転V弾の林陵平が“奇妙なダンス”披露!指揮官不在の東京V、新潟を下して7戦ぶり白星

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急遽出場の林陵平が決勝点

[6.10 J2第18節 新潟1-2東京V デンカS]

 J2リーグは10日、第18節2日目を行った。デンカビッグスワンスタジアムではアルビレックス新潟東京ヴェルディが対戦し、2-1で東京Vが逆転勝利した。

 上位への足がかりをつかみたい両者の一戦。そんな中、前節の退席処分によりロティーナ監督不在の東京Vにアクシデントが起きてしまう。前半16分、FWドウグラス・ヴィエイラが右足付け根あたりを痛め、FW林陵平との交代を余儀なくされた。

 試合が動いたのは前半23分だった。新潟はMF戸嶋祥郎が右サイドを突破。クロスではなく、中央へのグラウンダーのパスを選択すると、ペナルティーアーク手前で受けたMF高木善朗がスルーパスを送り、MF加藤大が相手のプレスを受けながらも左足でねじ込んだ。高木善は古巣対決でアシストを記録し、喜びを爆発させた。

 1点リードの新潟は後半2分、右サイドの戸嶋がドリブルで仕掛け、PA右脇からクロスを送る。FWターレスが体ごと飛び込むが、ヘディングシュートはGK上福元直人の好セーブに阻まれる。すると、守護神の活躍に応えるように東京Vが同点に追いつく。8分、MF渡辺皓太が右サイドからゴール正面へ斜めに仕掛け、FW藤本寛也、FW佐藤優平とのパス交換から右足で流し込み、試合を振り出しに戻した。

 さらに東京Vは後半18分、右サイドのハーフェーライン付近から藤本が前線へ浮き球パス。これに反応し、完全に抜け出した林陵が冷静にGKとの1対1を制し、2-1と逆転に成功した。“海外サッカーマニア”の林陵は、アトレティコ・マドリーフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンがやっているゴールパフォーマンスを披露。右手を額につけて指でL字を作り、足を伸ばして左右に飛ぶ“奇妙なダンス”は海外でも話題となっていた。

 試合はリードを守り抜いた東京Vが2-1で勝利。4月21日の第10節・水戸戦以来7試合ぶりの白星を飾った。一方の新潟は、声援を受けて最後まで攻め込んだが、東京Vの守りを崩すことができず、2連敗を喫した。

 決勝点を決めた林陵は、試合後のヒーローインタビューで、「アップもしていなかった。難しい状況だったが、落ち着いて入れた。裏への抜け出しに寛也が良く見ててくれてた。GKを見てしっかり狙ったところに蹴れた。非常に大きな勝利。この勝ちを大事にしたい」と語った。

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