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茨田が“ピクシー”彷彿の美技を披露!大宮が横浜FCを4発撃破

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途中出場で2ゴールの茨田陽生

[6.10 J2第18節 大宮4-0横浜FC NACK]

 J2リーグは10日、第18節2日目を行った。NACK5スタジアム大宮では大宮アルディージャ横浜FCが対戦し、4-0で大宮が快勝した。

 電光石火の先制点だった。大宮はキックオフから後方に下げたボールをDF河本裕之が前線に大きく蹴り出す。このボールを右サイドでつないでMF嶋田慎太郎が良質なクロスを送ると、相手DFの前に入ったMFマテウスが頭で合わせ、先制点。DAZNの公式ツイッター(@DAZN_JPN)は、開始15秒でのゴールと伝えた。

 さらに大宮は前半11分、ゴールほぼ正面でFKを獲得。キッカーのマテウスが左足でブレ球シュートを放つが、昨季開幕戦以来のスタメンとなったGK南雄太に弾き出されてしまう。対する横浜FCは、徐々に押し込む機会を増やしていき、25分には右サイドからDF北爪健吾が上げたクロスをFWイバが頭で合わせるが、GK笠原昂史にかき出された。

 ハーフタイムでMF中山雄希を下げ、FW戸島章を投入した横浜FCは、前半の良いリズムのまま後半も入ると、1分に右サイドを縦に突破した北爪がクロスを供給。ゴール前に勢いよく走り込んだMF武田英二郎が左足シュートを放つが、惜しくも枠を外れた。11分には、PA左手前からDFカルフィン・ヨン・ア・ピンがゴール前に入れ、戸島が打点の高いヘディングシュート。しかし、GK笠原に右手一本でセーブされ、追いつくことができない。

 すると、流れは徐々に大宮へ。後半25分、スルーパスに反応した嶋田がPA右へ進入して左足シュート。さらにMF三門雄大、FW大前元紀と立て続けにシュートを放つが、相手のブロックに阻まれた。28分、嶋田に代えてMF茨田陽生、29分にはマテウスに代えてFWマルセロ・トスカーノを投入し、さらに大宮が攻撃の手を強めた。

 大宮は後半29分、入ったばかりの茨田が強烈なミドルシュートを浴びせると、30分に追加点が生まれる。MF大山啓輔が敵陣中央からPA左へ浮き球パスを送り、大前がヘッドでゴール右隅に沈め、2-0とする。さらに32分、大前のパスを三門が胸で落とし、ペナルティーアーク手前から茨田が右足ダイレクトシュート。GK南も反応できず、ゴールネットに突き刺さった。

 勢いが止まらない大宮は後半35分、相手のクリアボールを拾った茨田がリフティングドリブルでPA内に進入し、相手と体を入れ替えて左足シュートを決めてダメ押し。雨中の華麗なリフティングドリブルは、ストイコビッチ(当時・名古屋)を彷彿させた。試合はそのまま4-0で終了。大宮が快勝し、2試合ぶりの白星を飾った。一方、横浜FCは5試合ぶりの黒星を喫した。

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