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寿司ミーティングに青空ディスカッション…活発な意見交換続ける西野J

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練習前にピッチ上で話し合う選手たち

 スイス戦(0-2)翌日の9日午後に半日オフを与えられた日本代表は、和食組・イタリアン組・宿舎直行組と大きく3つに分かれて、それぞれが思い思いにリフレッシュした。

 MF本田圭佑やMF原口元気らとともに日本食に舌鼓を打ったというDF槙野智章(浦和)は、練習再開となった10日、取材陣に対応し、「今は自分たちで前に進んでいくためにどうすれば良いかという話し合いをやっているところ。心も体も頭もリカバリーしながらやっている」と状況を説明した。

 9日はインスブルックの日本料理店に行った。メニューの中身を聞かれると、「めっちゃ和食です。寿司とカツ丼とトリの照り焼き」と回答。日本代表チームには今回も西芳照シェフが帯同しているが、「西さんがいるので普段から和食は食べているんですが、それでも和食に行きましたね」と言って場を和ませた。

「サッカーから離れてもサッカーの話になる」と槙野。時間がない中で、選手たちは濃密なディスカッションを繰り返しているようだ。

 チームはスイス戦から2日たった10日も活発な意見交換を続けた。この日は午前に約1時間のミーティングを行ったが、西野朗監督が選手に意見を求める中、守備陣と攻撃陣が互いに要求し合うなど、決着がつかないことも。ミーティング時間内に意見がまとまらなかったテーマについては昼食会場でコップを使ってディスカッションしたり、トレーニング会場に来てからも練習開始までの間に意見をすり合わせるなど、互いが納得するまで話し合っているという。

 その中でこの日、解決を見たのは守備のスタートラインの立ち位置と、最終ラインから前線までの距離設定。「コロンビア戦を想定して、前回大会を経験した選手が“だいたいこれくらいから行きたい”と意見を言ったり、最終ラインから前線の選手までの距離を議論したり。ボードでは難しいことも、ピッチで確認できた」。

 19日のコロンビア戦まで残り1週間あまり。課題を一つひとつをつぶしながら、頭が疲れ切るほどに選手たちは議論をかわしている。

(取材・文 矢内由美子)

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