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最高の準備を…麻也「ブラジルW杯のように後悔して終わりたくない」

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後悔しない準備を誓うDF吉田麻也

 最善の準備をして本大会を迎える。日本代表DF吉田麻也(サウサンプトン)は「どうあがいてもあと1試合。明日の試合でいろいろ試して、いい形でロシアに入って、コロンビア戦の準備をするだけ」と、W杯前最後の強化試合となるパラグアイ戦(インスブルック)を翌日に控えた心境を語った。

 8日のスイス戦(0-2)から大幅にメンバーを入れ替える方針で、吉田もベンチスタートとなる可能性が高い。それでも「この時期になれば、(W杯本大会で)だれが出そうか、出なそうか分かってくる。でも南アフリカ(W杯)もそうだけど、(レギュラーは)最後まで分からない。全員に出るチャンスがある」と、チーム内で競い合うことを歓迎する。

 西野朗監督就任後、2試合連続の無得点で2連敗。チーム状況は決して良くないが、やるべきことはハッキリしている。「ざっくり言えば、点を取られずに点を取ること。それがサッカーだけど、そこまでの過程が大事で、3点、4点取るチームではない。新しいチームだし、守備を構築することがまず第一。決定力がないなら、形を一つでも二つでも増やすしかない」。急ピッチでチームの再構築を進める中、「試合の直前までやれることはたくさんある。最後の最後までいい準備をしないといけない」と、19日のW杯初戦・コロンビア戦(サランスク)まで1分1秒も無駄にするつもりはない。

「ブラジル(W杯)のように後悔したまま終わることがないように、出し切った大会にしたい。あとで後悔しない戦い、準備。そういう気持ちで初戦に向かいたい」。自身初のW杯だったブラジル大会は1分2敗の最下位でグループリーグ敗退。4年前の雪辱を晴らす舞台は刻一刻と近づいている。

(取材・文 西山紘平)

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