ベルギー代表は11日、国際親善試合でコスタリカ代表と対戦し、4-1で勝利。ロシアW杯前最後のテストマッチを白星で飾り、本大会へ臨む。

　最新FIFAランキング3位でW杯優勝候補のベルギーは、MFエデン・アザールやMFケビン・デ・ブライネ、GKティボー・クルトワら主力が先発。2大会連続5回目の出場となるコスタリカは、MFブライアン・ルイスやMFクリスティアン・ボラーニョスらがスターティングメンバーに名を連ねた。

　試合を動かしたのはコスタリカだった。前半24分、MFセルソ・ボルヘスのふわっとしたパスは、DFヤン・フェルトンヘンにヘッドでクリアされるが、B・ルイスがPA手前から左足ボレー。鮮やかなシュートをゴール右隅に突き刺し、先手を取った。

　だが、“赤い悪魔”が黙ってはいない。前半31分、クリアボールを受けたE・アザールがPA右に進入し、シュート性のグラウンダーのクロスを供給。これに反応したFWドリース・メルテンスが左足で合わせ、試合を振り出しに戻す。さらに42分、カウンターから右サイドでパスを受けたメルテンスが上げたクロスをFWロメル・ルカクが右足で合わせ、2-1。逆転して前半を終えた。

　ベルギーの勢いは後半に入っても止まらなかった。5分、スルーパスでPA右に抜け出したMFナセル・シャドリがクロスを上げ、ルカクがヘディングシュートを叩き込み、3-1。リードを広げると、19分にはE・アザールのパスを受けたルカクがシュートを打つとみせかけて横パスを選択。これを途中出場のFWミシー・バチュアイが難なく左足で流し込み、4-1で快勝した。

　ベルギーはこれで2016年9月1日のスペイン戦以来、19戦無敗(14勝5分)。本大会の初戦は18日に行われ、初出場のパナマと戦う。また、ブラジルとスイス、セルビアが同居するグループEのコスタリカは、17日の初戦でセルビアと対戦する。

　以下、ベルギー代表の戦績

▽2018年
6月11日:○4-1 コスタリカ(親善試合)
6月6日:○3-0 エジプト(親善試合)
6月2日:△0-0 ポルトガル(親善試合)
3月27日:○4-0 サウジアラビア(親善試合)

▽2017年
11月14日:○1-0 日本(親善試合)
11月10日:△3-3 メキシコ(親善試合)
10月10日:○4-0 キプロス(W杯予選)
10月7日:○4-3 ボスニア・ヘルツェゴビナ(W杯予選)
9月3日:○2-1 ギリシャ(W杯予選)
8月31日:○9-0 ジブラルタル(W杯予選)
6月9日:○2-0 エストニア(W杯予選)
6月5日:○2-1 チェコ(親善試合)
3月28日:△3-3 ロシア(親善試合)
3月25日:△1-1 ギリシャ(W杯予選)

▽2016年
11月13日:○8-1 エストニア(W杯予選)
11月9日:△1-1 オランダ(親善試合)
10月10日:○6-0 ジブラルタル(W杯予選)
10月7日:○4-0 ボスニア・ヘルツェゴビナ(W杯予選)
9月6日:○3-0 キプロス(W杯予選)
9月1日:●0-2 スペイン(親善試合)

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